しぶんぎ座流星群2027はいつ?何時から・どの方角?1月4日の明け方が見頃、月の条件は良い

【2026年11月 新しく書きました】2027年のしぶんぎ座流星群について、国立天文台の発表と、極大の夜の空の計算(放射点・月・暗い時間)をまとめました。極大の前の日からは、47都道府県の星空指数も見られます。

お正月休みも終わりが近づいて、「明日から仕事か……」と少しだけ憂うつになる夜。そんな夜の明け方に、一年で最初の流星群がやってきます。しぶんぎ座流星群です。

8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ「三大流星群」のひとつなのに、名前を聞いたことがない人も多いかもしれません。それもそのはず、「しぶんぎ座」という星座は、今の星座の一覧にはもうありません。そして、たくさん流れる時間がとても短い、ちょっと気まぐれな流星群でもあります。

だからこそ、狙いどころを知っているかどうかで、見られる数がまるで変わります。2027年は、月の条件が良い年です。新しい年の最初の願いごとを、流れ星にかけてみませんか。

この記事では、

  • 2027年のしぶんぎ座流星群は、いつ・何時ごろがいいのか
  • 「しぶんぎ座」はどこにあるのか、どの方角を見ればいいのか
  • 1時間に何個くらい見られるのか、なぜ「当たり外れが大きい」のか
  • 明け方の空で一緒に見られる金星と細い月
  • 冬の天気と星空指数の見方、寒さ対策

を、図と画面を使って紹介します。

2027年のしぶんぎ座流星群はいつ?

国立天文台の「ほしぞら情報 2027年1月」は、1月4日(月)について次のように書いています。

12時頃、しぶんぎ座流星群が極大(見頃は4日未明。1時間に15~20個程度。月の条件は良い。流星数は当たり外れが大きい)
出典:国立天文台「ほしぞら情報 2027年1月」

極大(流星群の活動がいちばん活発になるとき)は、日本では昼の12時ごろ。昼間は空が明るくて流星は見えないので、狙うのはその前、1月3日(日)の夜から、4日(月)の明け方までです。とくに明け方が本番になります。三が日の最後の夜、少し早起きするつもりで計画しておくといいですね。

当サイトのしぶんぎ座流星群 2027 のページでは、極大の日時の目安と国立天文台の発表、「いつ?」「何時ごろ?」「どの方角?」への答えを、47都道府県から場所を選んで見られます。

しぶんぎ座流星群2027のページのすぐわかる要点

「極大の夜をカレンダーに」から、Google カレンダーや iPhone のカレンダーに予定として入れることもできます。年末年始のバタバタで忘れないように、今のうちに入れておくのがおすすめです。

「しぶんぎ座」ってどこにあるの?

しぶんぎ座(壁面四分儀座)は、昔の星図にあった星座で、今は使われていません。放射点(流星が飛び出してくるように見える点)は、今の星座でいうとうしかい座とりゅう座のさかいのあたりにあります。目印にするなら、北斗七星のひしゃくの柄の先から、少し東へ行ったところです。

北東の空から昇ってくるので、夜の早いうちは地平線の下。夜半を過ぎてから、だんだんと高くなっていきます。

何時ごろが見やすい? 放射点と月で考える

極大の夜の東京の空を計算して、放射点と月の高さを1枚の図にしました。

2027年1月3日の夜の東京の空のしぶんぎ座流星群の放射点と月の高さの図
当サイトの計算(目安)。東京(新宿区)の 2027年1月3日の夜。背景の色は空の暗さ(明るいほど薄明)

  • 放射点が高さ10度を超えるのは0時ごろ。そこから明け方に向けて、どんどん高くなります
  • 明け方の5時ごろには高さ50度あまり。空が白みはじめる6時前まで、放射点は高く昇り続けます
  • 月は翌3時49分ごろに昇る、月齢25の細い月。光っている部分が少なく、国立天文台も「月の条件は良い」としています

つまり、3時ごろから、空が明るくなりはじめる5時半ごろまでが、計算の上ではいちばん欲張れる時間です。この時間は極大の時刻(12時ごろ)にも少しずつ近づいていくので、待つほど数が増えていく可能性があります。

1時間に何個くらい? 「当たり外れが大きい」わけ

国立天文台の目安は1時間に15~20個程度です。しぶんぎ座流星群の ZHR(放射点が頭の真上にあって、真っ暗な空で1時間に見える数に直した値)は80ほどですが、日本で見られる数はこれよりずっと少なくなります。

理由は、しぶんぎ座流星群の活発な時間がとても短いからです。たくさん流れるのは、極大の前後の数時間だけ。2027年のように、極大が日本の昼にあたる年は、夜のうちは「極大の手前」しか見られません。しかも極大の時刻そのものも年によってずれるので、思ったより多かった、少なかった、ということが起きやすいのです。

国立天文台が「当たり外れが大きい」とわざわざ書いているのは、そのためです。逆にいえば、思いがけずたくさん流れる年もあるのが、この流星群の面白いところ。期待しすぎず、でもあきらめずに、です。

明け方の空のおまけ:金星と細い月

流星を待っているあいだも、明け方の空は見どころいっぱいです。当サイトの星図で、1月4日の4時30分の東京の空を出してみました。

2027年1月4日4時30分の東京の星空の星図(金星と細い月)
当サイトの星図(東京・2027年1月4日 4時30分・都心の空で見える2等星まで)

南東の低い空には、ひときわ明るい金星と、昇ってきたばかりの細い月が並びます。国立天文台のカレンダーでも、1月4日は金星が「西方最大離角」(明けの明星として太陽からいちばん離れて見えるころ)と書かれています。南〜南西の高い空には火星と木星、東南東〜南東の空にはアルクトゥルスやスピカ。冬の明け方なのに、もう春の星たちが顔を出しているのも面白いところです。

星図では、空の暗さ(都心〜星空の名所)を切り替えると見える星の数が変わり、時刻を動かすと、夜半から明け方まで星が動いていく様子を見られます。

天気はどう確かめる?

1月は冬型の気圧配置になりやすく、日本海側は雪や曇り、太平洋側は晴れて空気が澄みやすい季節です。同じ夜でも、住んでいる場所で条件が大きく変わります。当日に向けては、気象庁の天気予報を確かめるのが基本です。

  • 1週間前(12月27日ごろ)から:気象庁の週間天気予報に1月3日が入ります
  • 前の日から:気象庁の府県天気予報で、3時間ごとの天気が分かります

当サイトのしぶんぎ座流星群のページには、極大の夜の前の日(1月2日)から、47都道府県の星空指数の一覧が出ます。気象庁の3時間ごとの天気に、月明かりと暗い時間の長さ、季節の空の澄みやすさを合わせた、当サイトの計算の目安です(晴れるかどうかの予想ではありません)。ふだんの夜の星空指数は、東京など47都道府県のページで毎日見られます。

天気そのものは、各地の2週間天気で早めに見ておけます。暗い場所を探すなら、夜の灯りの地図に星空スポットを載せた星空マップが便利です。

この先の年は?

しぶんぎ座流星群は毎年1月4日ごろに極大を迎えますが、月明かりと極大の時刻の組み合わせは毎年変わります。ページの下には、この先4年分の極大の目安と月明かりの表があります。

しぶんぎ座流星群のこの先の極大の目安と月明かり

2027年の「月明かりのない暗い時間が9時間40分」は、なかなかの好条件です。月の条件だけでいえば、2030年は暗い時間ずっと月がない年になります。

1年の流星群をカレンダーで

しぶんぎ座のあとは、4月のこと座流星群、5月のみずがめ座η(エータ)流星群と続きます。当サイトの流星群カレンダーでは、向こう半年の流星群が出ている期間と極大の夜、新月・満月を、手帳のような形で見られます。

向こう半年の流星群カレンダー

寒い明け方に見るコツ

1月の明け方は、冷え込みがとくに厳しい時間です。じっとしていると、思っている以上に体が冷えます。

  • 真冬の完全装備で:ダウン・帽子・手袋・厚手の靴下、カイロも
  • 北東〜真上を広く見渡す:放射点は北東の空から昇ります。でも流星は空のどこにでも流れるので、一点を見つめないこと
  • 目を暗さに慣らす:暗い場所に出てから15分ほどで、見える星がぐっと増えます。スマホを見るなら、星図の「画面を赤くする」ボタンで
  • 明け方に起きる作戦も:夜通し起きているより、早めに寝て3時ごろに起きるほうが楽です

まとめ

  • 2027年のしぶんぎ座流星群の極大は1月4日(月)12時頃(国立天文台)。見頃は4日未明
  • 放射点は夜半から昇り、明け方ほど高い。3時ごろ〜5時半ごろが計算の上ではいちばん欲張れる時間
  • 月は明け方に昇る細い月で、国立天文台も「月の条件は良い」
  • 目安は1時間に15〜20個。活発な時間が短く、当たり外れが大きい流星群
  • 天気は気象庁の予報で。前の日からはしぶんぎ座流星群のページに47都道府県の星空指数
  • 明け方の空には金星と細い月も。星図で確かめられます

新しい年のはじめに、静かな明け方の空を見上げる時間は、それだけでちょっと特別です。流星がたくさん流れても、少なくても、きっといい一年の始まりになるはず。晴れるかどうかの判断は、気象庁の最新の予報でお願いしますね。

12月のふたご座流星群については「ふたご座流星群2026はいつ?」にまとめています。

出典:国立天文台「ほしぞら情報 2027年1月」、国際流星機構(IMO)の流星群の表(極大の太陽黄経・ZHR・放射点)。放射点・月・空の暗さの時刻と星図は当サイトの計算(目安)です。2026年11月6日に確認した内容です。