旅行の服は気温の平年値で決める!

2021年6月11日

「4月に北海道へ旅行へ行ってきたけど寒かった!」

なんて話、聞いたことはありませんか?

「逆に4月に沖縄に行ったら海に入れたよ!水着持っていけば良かった!」

なんて話もあります。

日本は広い!同じ4月でも最低気温が氷点下になる北海道から、海で泳げる沖縄まで気候は様々です。

旅行前に気温を調べて、ちょうど良い服を準備していくことは大切ですよね。

ここで紹介する内容をまとめた

平年値でみる、季節ごとの気温と服装~全国編~

を使えば一目瞭然です。

平年値でみる気温と服装サイト

使ってみてください。

気温ごとの服の目安

風の強弱や、湿度、朝なのか昼なのか、日照があるのか・・・状況によって微妙に違いはあるのでしょうがおおよそ服は気温で決めれば間違いはありません。

そういう訳で、気温ごとの適切な服装を見てみましょう。

暑がり、寒がり、でプラスマイナス3℃程度の差はあると思いますので調整してください。

3℃以下の服装

気温が3℃以下になると、雨ではなく雪が降るぐらいの寒さです。ただただ、単純に寒いです。体が寒さになれていない場合、厚着をしないと体調を崩してしまいます。

最低でも冬物のコートは必要です。

3℃以下の服の例

季節によっては、最低気温が3℃以下で、日中は3℃を超える場合もありますので注意が必要です。

最低気温2℃最高気温8℃」のように最低気温だけがちょっとコートを薄手にしてマフラーやカイロで調節するなど工夫をするといいですね。

また、この時期は風が強く服と体感気温は予想気温より低く感じます体感気温には湿度も関係するのですが、冬だと常に湿度は安定して低くあまり体感気温は左右しません。その代わり、風によって寒く感じるのですが、ちょっと考えてみたら経験したことがありますよね?冬で風が吹いて寒い・・・当然ですね。

体感気温では、1m/sの風で約1℃体感気温が下がる計算です。沿岸の地域でもない限り街中の風速はせいぜい5~6m/sなのですが、それでも気温が5~6℃寒く感じます。服の素材がセーターのように隙間があって風を通す素材は風の弱い日や室内で着るようにしたいですね。

4℃~9℃の服装

気温が1桁だと冬本番の印象です。特に、日中の気温が一桁の場合、最低気温は0℃近く。まったく油断できない寒さです。

寒く感じることは間違いない気温なので、インナーを冬物にして常時寒さに対応できるようにしましょう。その上で、外出時は冬物の服+薄手のアウターぐらいがちょうど良いでしょう。

この、薄手のアウターというのがポイントで、晴れた日などは、日中だけ気温が上がることもあります。日中少し暖かくなった時に脱げるというのがポイントです。寒暖差も考えてアウターは薄手のコート!便利なので試してみてください。

4℃から9℃の服の例

10℃~15℃の服装

関東、関西だと厚手の秋物といったところでしょうか。11月頃からこのぐらいの気温になってきます。他の気温と同じですが、最低気温が12℃なのと、最高気温が12℃なのでは話が変わってきますが、日中の気温が10~15℃ということで話を進めると、セーターやニットなどやや暖かく感じる服がおすすです。晴れて日中の気温が上がる場合、朝夕の一時的な寒さをしのぐためにカーディガンで調節したり、女性であれば大き目のストールというのも手です。秋物にジャケットに薄手のマフラーで調節するのもいいかもしれません。

10℃から15℃の服の例

16℃~20℃の服装

15℃を超えると、寒いというより「空気がヒンヤリする」ぐらいの気温です。微妙な違いですが伝えるでしょうか?

ビジネスマンならスーツがちょうど良いぐらい、制服でも冬服でちょうど良いぐらいの気温です。まさに春物や秋物の季節です。

春の場合、気温に対して日射の強い時期でもあります。風が弱く良く晴れると汗ばむこともあるので、日中だけのお出かけなら長袖1枚でも十分でしょうが、夕方までかかる場合は冷えてくるので1枚羽織れると安心です。

15℃から20℃の服の例

20℃~25℃の服装

やっときました、ちょうど良い気温。暑くもなく、寒くもなく快適に過ごせる気温です。日中、日差しがあるのであれば、半袖もOKです。逆に雨や曇りで日差しがないなら長袖がちょうど良いでしょう。20℃を超える場合は特に寒さ対策は無くても大丈夫です。あまり厚手になり過ぎないよう注意してください。

 

20℃から25℃の服の例

20から25℃の服装

26℃以上の服装

25℃を超えると夏日と呼びますが、暑く感じます。

最高気温でぎりぎり25℃を超えるぐらいの時期、朝夕の通勤・通学時間は15~20℃となるのが一般的です。男性なら朝晩半袖で過ごせるでしょう。薄手の長袖を着て袖まくりという手もありますし、7分袖という手もあるでしょう。

それ以上、例えば最高気温が28℃ぐらいになってくると1日20℃以上となる地域が多くなってきます。このぐらいが半袖通勤の目安です。

更に熱くなって、最高気温30℃を超えてくると暑さ対策が必要です。涼しく感じる素材も近年多くなっていますので、そういったヒンヤリ素材の出番でしょう。

25℃を超えるの服の例

旅行先の気温は平年値を見よう

普段、自分の住んでいる所なら、自然といつ頃、どんな服を着るか想像もつくでしょう。しかし、普段、行かない所に行くのが旅行です。冒頭にも書きましたが北海道は4月でも最低気温が氷点下になったりしますし、沖縄は4月に海開きを行います。また、長野の松本など避暑地と呼ばれる所は内陸で標高も高く、関東から近くても意外と気候が違い驚かされます。

そういった地域ごのと気温ですが、1か月や2ヶ月前の、旅行の計画を立てる段階だとは天気予報では出てきません。

そのため、平年値を見てだいたいの服装のイメージを持つのがオススメです。オススメツールは、季節ごとの気温と服装~全国編~です。

↓こんな風に気温と対応する服装が表示されるのでとても便利です。

普通に平年値を調べて・・・となるとまず、気象庁の過去の気象データ検索などから平年値を調べてその後対応する服装を調べて・・・という面倒くさい手順をふむことになるのですが、その手間が省けますよ。

平年値でみる気温と服装サイト

雨が降る?平年値で確認しよう!

天気についても、実は平年値が役に立ちます。平年値とはその地域の平均的な気温や降水量で、詳しくは「平年値について」でまとめています。

ただの統計情報のようですが、日ごとの気温などが細かく計算されているので旅行の服装を決めるときなどに使えます。他にも、ガーデニングなど植物を育てる時にも使えますし行事の予定にも使えるでしょう。

そして、意外なことに雨の多い・少ないも平年値でだいたいの検討が付きます。もちろん、晴れや雨の偏りのない地域・時期というのもありますが、同じ本州でも太平洋側と太平洋側で雨の多い季節が違うことはなんとなく知ってますよね?

例えば、出雲は「くも、いずるくに」という名前の通り曇りや雨が多くなりますが、その傾向は冬に顕著です。冬の出雲は本当によく天気が崩れます。あまり知られていませんが、冬の沖縄も意外と曇りや雨が多くなります。逆に、宮崎は日向と呼ばれるぐらい、日照時間が多い国です。特に冬はほとんど晴れ!プロ野球のキャンプが行われるのは南国で暖かいというのが理由の一つですが、もう一つは晴れの日が多いというのが理由です。

九州山地を挟んで向こう側の熊本県とは冬の晴れの日数が全然違うのでプロ野球のキャンプは宮崎に集中しています(もちろん、気候以外の理由もありますが)。

そういった、天気を調べるための平年値も季節ごとの気温と服装~全国編~で調べられるので使ってみてください。