天気予報の適中率は90%なのか?天気予報はどこまで当たるのか
天気予報ってどれぐらい当たるか知ってますか?
最近、テレビで90%というウェザーニューズのCMをよく見ます。
でも、適中率90%ってどういうこと?
ちゃんと調べてみました。
天気予報の適中率ってどういう意味?
天気予報の適中率は、天気予報の当たった確率の事です。
では、どうやって調べているのでしょう。
日本で天気予報を発表している会社は大きく分けて4社です。
気象庁、気象協会、ウェザーニューズ、ウェザーマップ。
その4社の気象会社の中でちゃんと調べて適中率を公表しているのは気象庁だけです。
ウェザーニューズの90%当たるについては、詳細の説明がありません。
なので真偽の確かめようがありません。
その気象庁の天気予報の適中率。
もちろん、気象庁ホームページの適中率のページで紹介されています。
そこには3種類の検証があったのですが、適中率といった場合雨の有無の適中率のことです。
雨の有無の検証のルールですが、下のようなルールになっています。
- 雨の有無について調査して発表している
- 雨については1㎜以上の雨が対象
- 1日を通しての雨の有無の調査
これをみると、晴れや曇りについては「当たり」「外れ」の対象外。
時間についても、その日のうちに雨が降れば雨が降った、という判定になります。
なので、昼前から雨という予報で昼過ぎから雨が降っても当たりです。
当然、1㎜以上の雨に限りますが。
では、どれぐらいの確率で適中していたのか。
気象庁の調査では、明日の天気予報、6月から8月の全国平均で84%の適中率でした。
今日を対象とした予報や週間天気予報も同様に掲載されていますが、
同じルールで検証されています。
民間の気象会社の天気予報適中率について
ちなみに、私は気象庁の天気予報を含めて
4社の天気予報を気象庁と同じルールで検証して適中率をはかっています。
結果は天気予報適中率ランキングで紹介しています。
そして、私の調査では気象庁の天気予報適中率は6月から8月で84.1%で1位でした。
ちょうど、気象庁の公式は発表(84%)と同じ数字ですね。
うん。私の調査に間違いはなかった!
信頼度が増しますね。
そして、他社はウェザーマップが83.1%、気象協会が82.4%でウェザーニューズが81.7%でした。
期間は2019年の6月から8月です。
ただ、これは、気象庁の天気予報の検証ルールに当てはめた場合です。
1mm以上の雨の有無で検証をしていますが、各社基準が違うかもしれません。
ウェザーニューズの場合、独自にアンケートを取っていますので、それを正解にしているかもしれませんし、レーダーによる雨量観測で雨の有無を決めているかもしれません。
そのあたりは、各社の公表していない資料なのでなんとも言いようはありません。
ただ、気象庁の決めた天気予報の適中率の計算もだいぶ甘めの判定です。
時間の前後は許容範囲が大きくその日のうちに雨があればいいと言った具合です。
それで、明日の予報81.7%のウェザーニューズの天気予報が90%の適中率を誇るとは思えません。目先数時間の予報ということ・・・なんでしょうか?
1.7度の気温の差というのは、なかなか人にとっては感じ取りにくいレベルです。
外に出て、今何度だな~とあなたは分かりますか?
2℃以内の気温を言えたなら大したものです。
普段から訓練でもしていないとなかなか難しいでしょう。
また、気温については、場所の差の方が大きく、同じ市町村内でも1.7℃以上の差があるでしょう。
気温については、それぐらいの精度で当たっていることがわかります。
最低気温についても、大きく差はなく同じような精度で敵中しています。
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