ふたご座流星群2026はいつ?何時から・どの方角に見える?12月14日の夜は月明かりなし

【2026年11月 新しく書きました】2026年のふたご座流星群について、国立天文台の発表と、極大の夜の空の計算(放射点・月・暗い時間)をまとめました。極大の前の日からは、47都道府県の星空指数も見られます。

寒い夜、ベランダに出て空を見上げたら、すっと一本、光の線が流れていった。願いごとを言うひまもなかったけれど、なんだか得をした気分になる。流れ星って、そういうものですよね。

その流れ星を、ふだんの何十倍も見られる夜があります。12月のふたご座流星群です。8月のペルセウス座流星群、1月のしぶんぎ座流星群と並ぶ「三大流星群」のひとつで、1年でいちばん多く流星が見られる流星群といわれます。

しかも2026年は、極大の夜に月明かりがほとんどありません。国立天文台も「絶好の条件」と書いているほどで、月明かりの条件がここまでそろう年は、毎年ではありません。せっかくなら、いちばんいい時間に、いちばんいい見方で見たいですよね。

この記事では、

  • 2026年のふたご座流星群は、いつ・何時ごろがいいのか
  • どの方角を見ればいいのか
  • 1時間に何個くらい見られるのか
  • なぜ2026年は条件がいいのか(月明かり)
  • 当日の天気と「星空指数」の見方、暗い場所の探し方
  • 寒い夜に流星を見るときのコツ

を、図と画面を使って紹介します。

2026年のふたご座流星群はいつ?

まずは答えから。国立天文台の「ほしぞら情報 2026年12月」は、12月14日(月)について次のように書いています。

23時頃、ふたご座流星群が極大(見頃は14日深夜から15日未明。1時間に60個程度。月明かりがなく、極大時刻も良いため、絶好の条件)
出典:国立天文台「ほしぞら情報 2026年12月」

「極大」は、流星群の活動がいちばん活発になるときのことです。つまり、12月14日(月)の夜から、15日(火)の明け方までがいちばんの狙い目。平日の夜なので、次の日の予定と相談しながら計画しておきたいところです。

ふたご座流星群が出ている期間は、12月4日〜20日ごろとされています。極大の夜が曇っても、前後の13日や15日の夜にも、数は減りますが流星は流れます。

当サイトのふたご座流星群 2026 のページでは、極大の日時の目安と国立天文台の発表、そして「いつ?」「何時ごろ?」「どの方角?」といったよくある質問への答えを、47都道府県から場所を選んで見られるようにしました。

「極大の夜をカレンダーに」のリンクから、Google カレンダーや iPhone のカレンダーに予定として入れることもできます。予定には、その県で空が暗くなる時間と、月明かりのない時間をメモとして入れてあります。忘れないうちに入れておくと安心です。

何時ごろが見やすい? 放射点と月で考える

流星群の流星は、空のある一点から四方八方へ飛び出してくるように見えます。この点を放射点といいます。ふたご座流星群の放射点は、その名のとおりふたご座の、明るい星カストルの近くにあります。

流星の数は、この放射点が高いほど多くなります。放射点が地平線の近くにあるときは、流星の多くが地平線の下を飛んでしまうからです。

そこで、極大の夜の東京の空を計算して、放射点の高さと月の高さを1枚の図にしてみました。


当サイトの計算(目安)。東京(新宿区)の 2026年12月14日の夜。背景の色は空の暗さ(明るいほど薄明)

この図から分かることは3つです。

  • 放射点は日が暮れると昇りはじめ、19時ごろには高さ10度を超えます。ふたご座流星群は、宵のうちから流星が見られる珍しい流星群です
  • 月(月齢5の細い月)は21時ごろに沈みます。そこから明け方の5時過ぎまで、月明かりのない暗い空が8時間あまり続きます
  • 放射点がいちばん高くなるのは1時40分ごろで、東京ではほぼ頭の真上(高さ87度ほど)です

国立天文台の極大の時刻(23時頃)と、月が沈んだあとの暗い空、そして高く昇った放射点。この3つがきれいに重なるのが、2026年の「絶好の条件」の理由です。21時を過ぎて月が沈んでから、日付が変わって2時ごろまでが、計算の上ではいちばん欲張れる時間帯になります。もちろん、宵のうち(20時前後)でも、放射点が低いぶん数は少なめですが、地平線から長く尾を引く流星(「アースグレーザー」とよばれます)に出会えることがあります。

ページでは、1時間ごとの放射点の高さと方角も表で見られます。北海道から沖縄まで、県を選ぶとその場所の値に変わります。

どの方角を見ればいい?

よく聞かれるのが「どっちの空を見ればいいの?」という質問です。答えは少し意外で、流星は空のどこにでも流れます。放射点はあくまで「流星が出てくるように見える点」なので、放射点だけを見つめる必要はありません。

むしろ、放射点のすぐ近くの流星は短く見えやすく、放射点から少し離れたところのほうが、長く伸びる流星を見やすいとされています。いちばん大事なのは、街明かりの少ない方角の空を、できるだけ広く見渡すことです。

とはいえ、ふたご座がどこにあるのかは知っておきたいですよね。当サイトの星空の星図で、12月15日の1時40分の東京の空を出してみました。冬の大三角とオリオン座、カペラやアルデバランといった明るい星が空いっぱいに並ぶ、1年でいちばんにぎやかな星空です。ふたご座の明るい2つの星、カストルとポルックスは、このころ頭の真上近くにいます。


当サイトの星図(東京・2026年12月15日 1時40分・都心の空で見える2等星まで)

星図では、「都心の空」「郊外の空」「山・星空の名所」と空の暗さを切り替えると、何等星まで見えるかが変わります。2つ並べて見比べると、街明かりの差がよく分かります。時刻のつまみを動かせば、宵から明け方まで星が動いていく様子も見られます。

1時間に何個くらい見える?

国立天文台の発表では、2026年は1時間に60個程度です。1分に1個くらい、と思うと、ずいぶん多く感じますね。

ただし、これは条件のいい暗い空での目安です。流星群の紹介でよく出てくる「ZHR」(ふたご座流星群は150)は、放射点が頭の真上にあって、6.5等星まで見える真っ暗な空で1時間に見える数に直した値で、実際に見られる数はこれよりかなり少なくなります。

街の中では、明るい流星しか見えないので、数はぐっと減ります。同じ夜でも、都心と星空の名所では見える数がまるで違います。「街の中なら明るい流星がときどき、暗い場所なら次々と」くらいに考えておくと、がっかりしなくて済みます。

天気はどう確かめる? 「星空指数」を見てみよう

どんなに条件がよくても、雲が出てしまえば流星は見えません。当日に向けては、気象庁の天気予報を確かめるのが基本です。

  • 1週間前(12月7日ごろ)から:気象庁の週間天気予報に14日が入ります
  • 前の日から:気象庁の府県天気予報で、3時間ごとの天気が分かります

当サイトでは、この気象庁の3時間ごとの天気に、月明かりと空の暗い時間の長さ、季節の空の澄みやすさを合わせた星空指数を、47都道府県のページで毎日出しています(当サイトの計算の目安で、晴れるかどうかの予想ではありません)。

そして、極大の夜の前の日(12月13日)からは、ふたご座流星群のページに47都道府県の星空指数の一覧が出ます。どの地方の空が条件がいいか、ひと目で比べられます。遠出してでも見たい人は、ぜひチェックしてみてください。

天気そのものは、各地の2週間天気(気象庁の予報と、ヨーロッパ・アメリカの数値予報の計算)で早めに見ておけます。星図の「今夜の天気と雲」では、気象庁の3時間ごとの天気と並べて、雲量の計算を上層・中層・下層の雲に分けて見られます。上層の薄い雲は空一面に広がって星をかすませ、中層の雲は厚く星を隠し、下層の雲は切れ間から星が見えることもあります。「くもり」でも、雲の高さによって望みがあるかどうかの手がかりになります。

暗い場所を探すなら「星空マップ」

流星の数をいちばん左右するのは、空の暗さです。少し足をのばして街明かりから離れるだけで、見える流星の数は何倍にもなります。

当サイトの星空マップでは、人工衛星から撮った夜の灯りの地図の上に、星空保護区や公開天文台などの星空スポットを載せています。暗い場所が一目で分かり、印を押すと、その場所の今夜の月明かりのない時間と気象庁の天気、Google マップでの道順まで開けます。


星空マップ(夜の灯り:NASA Earth Observatory/地図:地理院タイル)

ただし、夜の山道や知らない場所は危険もあります。車で出かけるなら、明るいうちに下見をしておく、私有地や立ち入り禁止の場所には入らない、といった基本は忘れずに。

寒い夜に流星を見るコツ

12月の夜中は、思っている以上に冷えます。じっと空を見上げていると、体はどんどん冷えていきます。

  • 真冬の格好で:ダウン・帽子・手袋・厚手の靴下。カイロもあると心強いです
  • 寝転んで見る:レジャーシートやアウトドアチェアで、首を痛めずに空を広く見渡せます
  • 目を暗さに慣らす:暗い場所に出てから15分ほどで、見える星がぐっと増えてきます
  • スマホの画面を見ない:明るい画面を見ると、せっかく慣れた目が元に戻ってしまいます。どうしても見るなら、星図の「画面を赤くする」ボタンで、目にやさしい赤い画面にしてどうぞ
  • 15分、30分と粘る:流星は「まとめて流れて、しばらく来ない」こともあります。少なくとも15分は見続けてみてください

まとめ

  • 2026年のふたご座流星群の極大は12月14日(月)23時頃(国立天文台)。14日の夜〜15日の明け方が狙い目
  • 月は21時ごろに沈み、そこから明け方まで月明かりのない暗い空。21時〜2時ごろが計算の上ではいちばん欲張れる時間
  • 流星は空のどこにでも流れる。街明かりの少ない方角を広く見渡す
  • 国立天文台の目安は1時間に60個程度。空が暗いほど多く見える
  • 天気は気象庁の予報で。前の日からはふたご座流星群のページに47都道府県の星空指数
  • 暗い場所は星空マップ、星の位置は星図で

流れ星は、見ようと思って空を見上げた人にしか見えません。今年は月が味方してくれる年です。暖かくして、ぜひ12月14日の夜は空を見上げてみてください。晴れるかどうかの判断は、気象庁の最新の予報でお願いしますね。

ふたご座流星群のあとも、流星群は続きます。年が明けてすぐの明け方には「しぶんぎ座流星群2027はいつ?」(1月4日の明け方・月の条件は良い)、春には「こと座流星群2027はいつ?」(4月22日の夜・満月と重なる年)。どちらも見る時間と方角、月明かりをまとめています。

出典:国立天文台「ほしぞら情報 2026年12月」、国際流星機構(IMO)の流星群の表(極大の太陽黄経・ZHR・放射点)。放射点・月・空の暗さの時刻は当サイトの計算(目安)です。2026年11月6日に確認した内容です。