しし座流星群2026はいつ?何時から・どの方角?11月17日の夜は月が早く沈む好条件

11月も半ばになると、夜の空気がすっと冷たく澄んできます。そんな夜に、ふと見上げた空をすっと流れる一筋の光。しし座流星群は、2001年に日本で「流星雨」と呼ばれるほどの大出現を見せた、ちょっと特別な流星群です。

ふだんの年はそこまで多くはありません。それでも2026年は、極大の夜に月が早く沈み、真夜中から明け方まで月明かりのない暗い空になります。国立天文台も「月の条件は良い」としている年です。冬の流星群(ふたご座流星群)の前に、まずは今年のしし座流星群をのんびり眺めてみませんか。

この記事では、当サイト「あなたの生活情報」の星空のページを使いながら、いつ・何時ごろ・どの方角を、どんな天気なら見られるのかを順番にまとめました。

この記事で分かること

  • 2026年のしし座流星群の極大の日時(国立天文台の発表)
  • 何時ごろが見やすいか(放射点の高さと月明かりの計算)
  • どの方角を見ればいいか(星図で見る東の空)
  • 1時間に何個くらい見えるか
  • 天気の確かめ方(星空指数・気象庁の天気・ひまわりの雲の地図)
  • 来年以降の見え方の目安

2026年のしし座流星群はいつ?

まずは答えから。国立天文台の「ほしぞら情報 2026年11月」には、11月18日の欄に次のように書かれています。

9時頃、しし座流星群が極大(見頃は11月18日未明。1時間に5個程度。月の条件は良い)

出典:国立天文台「ほしぞら情報 2026年11月」

極大は11月18日(水)の朝9時ごろ。日本では昼間になってしまうので、実際に空を見上げるのはその前の夜、11月17日(火)の夜から18日(水)の明け方です。当サイトの計算でも、極大の目安は11月18日8時ごろで、ほぼ同じ時刻になりました。

当サイトのしし座流星群のページでは、「いつ?」「何時ごろ?」「どの方角?」「何個くらい?」「天気は?」の5つに、すぐ答えられるようにまとめています。


当サイトのしし座流星群のページ(東京都を選んだところ)

ページの上の「極大の夜をカレンダーに」から、Google カレンダーや iPhone のカレンダーに予定として入れておくこともできます。予定には、その県で空が暗くなる時間と、月明かりのない時間をメモとして入れてあります。平日の夜なので、忘れないうちに入れておくと安心です。

何時ごろが見やすい? 放射点と月で考える

流星群の流れ星は、空の一点から飛び出してくるように見えます。この点を「放射点」と呼びます。放射点が地平線の下にあるあいだは、流れ星はほとんど見えません。放射点が高く昇るほど、見える数は増えていきます。

もうひとつ大事なのが月明かりです。月が明るく空にあると、暗い流れ星はかき消されてしまいます。そこで、極大の夜の東京で、放射点と月の高さを10分ごとに計算して並べてみました。


極大の夜(11月17日の夜〜18日の明け方)の、東京のしし座の放射点(ピンク)と月(点線)の高さ。黄色の帯が月明かりのない暗い時間(当サイトの計算・目安)

図を見ると、こんな夜になることが分かります。

  • 月は23時ごろに沈みます(月齢7.8、半月より少しふくらんだ月)。
  • 放射点は0時ごろに東北東の空に昇り、そこから明け方に向かってぐんぐん高くなります。
  • いちばん高くなるのは明け方4時ごろ(東南東の空・高さ約60度)。
  • 月明かりのない暗い時間は23:11〜翌4:51(約5時間40分)。

つまり、月が沈んだあとで放射点が高くなる午前2時〜4時台が、計算のうえではいちばん条件がそろう時間です。国立天文台の「見頃は11月18日未明」とも合っています。夜更かしが苦手な人は、早めに寝て4時ごろに起きる「早起き作戦」もおすすめです。

月の出・月の入りや暗い時間は、県によって少しずつ違います。しし座流星群のページの上で都道府県を選ぶと、その県の値に切り替わります。

どの方角を見ればいい?

答えは「どの方角でもいい」です。流れ星は放射点のまわりの空のどこにでも流れます。放射点だけをじっと見つめるより、街明かりの少ない方角の空を、なるべく広く見渡すのがよいとされています。

とはいえ、放射点がどのあたりかを知っておくと、流れ星が「どこから来たのか」が分かって楽しくなります。当サイトの星空の星図で、極大の夜の明け方4時、東の空を描いてみました。


当サイトの星図(東京・2026年11月18日 4時・東を向いた空・4等星まで)

しし座は、春の星座の代表です。11月の明け方には、もう東の空高く昇ってきます。「?」を裏返したような星の並び(ししの頭)のあたりに放射点があり、そのすぐそばに1等星のレグルスが光っています。星図を見ると、近くに明るい惑星も並んでいて、目印にしやすい夜です。

星図では、図の下の方角の文字を押すと、その方角へなめらかに向きが変わります。横に引っぱって空を回すこともできます。時刻のつまみを動かせば、宵から明け方までに放射点が昇ってくる様子がよく分かります。流星群の活動期間中は、星図の中にも放射点から流れ星が飛ぶ演出が出ます(数や場所は実際の予想ではありません)。

1時間に何個くらい見える?

国立天文台の発表では「1時間に5個程度」です。正直に言うと、ふたご座流星群やペルセウス座流星群のような「たくさん流れる」流星群ではありません。

流星群の強さを表すのによく使われる「ZHR」という値は、しし座流星群は15です(国際流星機構の表)。これは、放射点が頭の真上にあって、6.5等星まで見える暗い空で見た場合の数に直したものです。実際の空では、街明かりや放射点の高さで、これよりかなり少なくなります。

そのかわり、しし座流星群の流れ星はとても速いのが特徴です(秒速約71km)。すっと鋭く流れる明るい流れ星に出会えると、それだけで得をした気分になります。母天体はテンペル・タットル彗星で、2001年の大出現は、この彗星が残したちりの帯に地球がちょうど飛び込んだためでした。

「何個見えるか」より、「冬の入り口の澄んだ空を、ゆっくり眺める夜」くらいの気持ちで出かけるのが、しし座流星群との上手な付き合い方かもしれません。

天気はどう確かめる? 「星空指数」と「雲の地図」

どんなに月の条件がよくても、雲が出てしまえば流れ星は見えません。流星群の夜にいちばん気になるのは、やはり天気です。当サイトでは、天気を3つの段階で確かめられるようにしています。

1. 数日前から:星空指数(全国・1週間)

星空指数(全国・1週間)は、47都道府県の今夜から7夜ぶんを100点満点で並べた表です。月明かりと空が暗い時間(天文条件)、季節の空の澄みやすさ、そして気象庁の天気予報を合わせた、当サイトの計算の目安です。


星空指数(全国・1週間)の画面。この画面は11月7日の夜からの表です

極大の夜が近づいたら、まずこの表で「17日の夜はどの県が高いか」を見てみてください。県の名前を押すと、その県の今夜の星空指数と、この先1週間の表に切り替わります。しし座流星群のページにも、極大の夜の前の日から47都道府県の星空指数の表が出ます。

2. 前の日〜当日:気象庁の天気予報

星空指数に入れている天気は、気象庁の天気予報です。最後は気象庁の天気予報で、自分の地域の夜の天気(3時間ごと)を確かめてください。星図のページの「今夜の天気と雲」にも、選んだ市町村の地域の気象庁の3時間ごとの天気をそのまま載せています。

3. 出かける直前:ひまわりの雲の地図

予報で「晴れ時々くもり」となっていても、実際に雲がどこにあるかは空を見るまで分かりません。そんなときに便利なのが、星図のページの「雲の地図」です。気象庁の気象衛星ひまわりの画像を、ここ3時間ぶん地図に重ねて見られるようにしました。


星図のページの「雲の地図」。気象庁のひまわりの赤外の画像を地図に重ね、雲だけを白く見せています(この画面は11月7日朝のものです)

「▶ 動かす」を押すと、3時間前から今までの雲の動きが流れます。雲が東へ抜けていくところなのか、これから自分の上にやってくるところなのかが分かると、「今から出かけるか」「もう少し待つか」を決めやすくなります。夜でも雲が写る赤外の画像ですが、低い雲や霧は写りにくいことがあるので、空も実際に見上げて確かめてください。

「計算(ECMWF・今夜)」に切り替えると、ヨーロッパの数値予報の雲量の計算も見られます。こちらは予報ではなく計算の目安として、気象庁の予報とあわせて参考にしてください。

雲の高さ(上層・中層・下層)と星の見え方の関係は、「今日、星は見える?星空指数と雲の高さで調べる今夜の天気」でくわしくまとめています。

暗い場所を探すなら「星空マップ」

街明かりの中では、暗い流れ星はほとんど見えません。少し足をのばせるなら、星空マップで暗い場所を探してみてください。夜の灯り(人工衛星から撮った夜の地球)と、星空保護区や公開天文台などのスポットを地図で見られます。スポットを押すと、その場所の今夜の月明かりのない時間や、近くの地域の気象庁の天気も分かります。

11月の夜に流星を見るコツ

  • しっかり着込む:11月の明け方は、日中との差に驚くほど冷えます。手袋・帽子・カイロ、地面に敷くマットがあると、じっくり空を見ていられます。
  • 目を暗さに慣らす:暗さに目が慣れるまで15分ほどかかります。着いてすぐに「見えない」とあきらめないでください。
  • 寝転んで空を広く見る:首が疲れず、視野も広くなります。
  • スマホの画面を見ない:明るい画面を見ると、慣れた目が元に戻ってしまいます。星図を見るなら「画面を赤くする」をオンにしてどうぞ。
  • 15分、30分と粘る:流れ星は「まとめて流れて、しばらく来ない」こともあります。

来年以降のしし座流星群は?

しし座流星群の見え方は、年によって月明かりで大きく変わります。しし座流星群のページの下に、この先の極大の目安と月明かりをまとめています。


この先の極大の目安と、極大の夜の月明かりのない暗い時間(東京・当サイトの計算)

2027年は月齢18.6で、月明かりのない暗い時間は宵のうちの1時間ほどしかありません。2028年は新月のころで、ひと晩じゅう月明かりのない好条件の年です。2026年は、その間の「月が早く沈む」年。条件のよい年をのがさないよう、今年の夜をぜひ楽しんでください。

まとめ

  • 2026年のしし座流星群の極大は11月18日(水)9時ごろ(国立天文台)。見上げるのは11月17日の夜〜18日の明け方。
  • 月は23時ごろに沈み、放射点は明け方4時ごろに高さ約60度。午前2時〜4時台が、計算のうえでいちばん条件がそろう時間です。
  • 数は「1時間に5個程度」。速くて鋭い流れ星をのんびり待ちましょう。
  • 天気は、数日前は星空指数、前の日からは気象庁の天気予報、出かける前は星図の雲の地図(ひまわり)で確かめると安心です。

このあとの冬の流星群も、それぞれ記事にまとめています。12月のふたご座流星群2026は、1年でいちばん多く流れる流星群のひとつです。年明けのしぶんぎ座流星群2027、春のこと座流星群2027もあわせてどうぞ。1年の流星群の予定は流星群カレンダーで、手帳のように一覧できます。

出典:国立天文台「ほしぞら情報 2026年11月」(引用部分)、国際流星機構(IMO)の流星群の表(極大の太陽黄経・ZHR・放射点・速さ)、気象庁ホームページ(気象衛星・天気予報)。放射点・月・空の暗さの時刻や星空指数は当サイトの計算(目安)で、当サイトの予報ではありません。2026年11月7日に確認した内容です。