こと座流星群2027はいつ?何時・どの方角?満月と重なる年の見方と次の好条件の年
【2026年11月 新しく書きました】2027年のこと座流星群について、極大の夜の空の計算(放射点・月・暗い時間)をまとめました。国立天文台の2027年4月の発表が出たら、当サイトの流星群のページに載せます。
桜が散って、夜風が少しやわらかくなるころ。上着なしで外に出ても平気な夜が増えてくると、星を見上げるのも楽しくなってきます。そんな春の夜に極大を迎えるのが、こと座流星群です。
記録に残る中では、とても古くから観測されてきた流星群のひとつといわれ、年によっては思いがけず数が多くなることもある、ちょっと夢のある流星群です。
ただ、先にお伝えしておかなければいけないことがあります。2027年のこと座流星群は、極大の夜が満月のころと重なります。明るい月が一晩じゅう空にあるので、暗い流星は見えにくい年です。
それでも、明るい流星なら月夜でも流れます。この記事では、条件のきびしい年だからこそ知っておきたい見方と、次に条件のいい年をまとめました。
- 2027年のこと座流星群は、いつ・何時ごろか
- どの方角を見ればいいのか、1時間に何個くらいか
- 満月の夜に流星を見るコツ
- 次に月明かりの条件がいい年はいつか
- 春の天気と星空指数の見方
2027年のこと座流星群はいつ?
当サイトの計算では、2027年のこと座流星群の極大の目安は4月23日(金)10時ごろです。国際流星機構(IMO)が示す「極大のときの太陽の位置」から計算した目安で、年によって数時間ほどずれます。
極大が昼にあたるので、狙うのはその前の4月22日(木)の夜から、23日(金)の明け方までです。国立天文台は、毎月の「ほしぞら情報」で極大の時刻と数の目安を発表しています。2027年4月の分が出たら、当サイトのこと座流星群 2027 のページにもそのまま載せます。
ページでは、47都道府県から場所を選ぶと、その場所の放射点の高さや月明かりのない時間に変わります。「極大の夜をカレンダーに」から、予定として入れておくこともできます。
何時ごろが見やすい? 放射点と月で考える
こと座流星群の放射点は、夏の大三角のひとつ、こと座の明るい星ベガの近くにあります。極大の夜の東京の空を計算して、放射点と月の高さを1枚の図にしました。
当サイトの計算(目安)。東京(新宿区)の 2027年4月22日の夜。背景の色は空の暗さ(明るいほど薄明)
- 放射点は21時ごろに高さ10度を超え、夜半すぎに高くなります。いちばん高いのは3時半すぎで、東京ではほぼ頭の真上です
- 月は19時58分ごろに昇る、満月のころの月(月齢15)。そのまま明け方まで一晩じゅう空にあります
- 空が十分に暗いあいだで、月明かりのない時間はほとんどありません(東京で約5分)
月明かりの条件はきびしいものの、放射点が高いのは0時ごろから空が白みはじめる3時半ごろまで。見るならこの時間です。
1時間に何個くらい?
こと座流星群の ZHR(放射点が頭の真上にあって、真っ暗な空で1時間に見える数に直した値)は18ほどです。三大流星群に比べると、もともと控えめな流星群です。
そこへ満月の明るさが加わる2027年は、見られる数はかなり少なくなります。「1時間に数個、明るい流星に出会えたらラッキー」くらいの気持ちで出かけるのが、ちょうどいいと思います。そのかわり、年によっては数が多くなることがある流星群なので、晴れていたら空を見上げてみる価値はあります。
満月の夜に流星を見るコツ
月夜の流星観察は、ちょっとした工夫で見え方が変わります。
- 月を視界に入れない:月を背にして、月と反対側の空を見ます。建物や木の陰に入って、月そのものを隠すのも効果的です
- 放射点のあたりの高い空を中心に:月の近くの空はいちばん明るいので、離れた方角のほうが暗い流星まで見えます
- 明るい流星を待つ:火球(とても明るい流星)は、月夜でもはっきり見えます
- 目を慣らす時間を長めに:明るい夜ほど、暗さに目を慣らす時間をとりましょう
当サイトの星図で、4月23日の2時の東京の空を出してみました。ベガ・デネブ・アルタイルの夏の大三角が東の空に昇り、南には満月に近い月があります。月が南の空にあるあいだは、北〜東の空を見るのがよさそうです。
当サイトの星図(東京・2027年4月23日 2時・都心の空で見える2等星まで)
星図の右上には、薄明と月明かりで「約1.7等まで」と、その時刻に見える星の明るさの目安が出ます。月夜の明るさが数字で分かるので、見比べてみてください。
次に条件のいい年は?
月明かりと極大の時刻の組み合わせは、毎年変わります。ページの下に、この先4年分の極大の目安と月明かりの表があります。
表のとおり、2028年は月齢27の細い月で、暗い時間ずっと月がない年になります。2027年に見られなくても、次の年は期待できそうです。
また、こと座流星群のすぐあと、ゴールデンウィークのころにはみずがめ座η(エータ)流星群も極大を迎えます。日本では明け方の短い時間しか見られない流星群ですが、流星群カレンダーで、春の流星群の予定と新月・満月をまとめて確かめられます。
天気はどう確かめる?
春は、高気圧と低気圧が交互にやってきて、天気が数日ごとに変わりやすい季節です。また、黄砂や春霞で空がかすみやすく、冬に比べると星は見えにくくなります。当日に向けては、気象庁の天気予報を確かめるのが基本です。
当サイトのこと座流星群のページには、極大の夜の前の日(4月21日)から、47都道府県の星空指数の一覧が出ます。気象庁の3時間ごとの天気に、月明かりと暗い時間の長さ、季節の空の澄みやすさ(春は黄砂や春霞を考えて低め)を合わせた、当サイトの計算の目安です(晴れるかどうかの予想ではありません)。2027年は満月のころなので、天気がよくても指数は低めに出ます。
天気そのものは各地の2週間天気で、暗い場所は星空マップで探せます。
まとめ
- 2027年のこと座流星群の極大の目安は4月23日(金)10時ごろ(当サイトの計算)。22日の夜〜23日の明け方が狙い目
- 放射点はベガの近く。夜半すぎに高くなり、0時ごろ〜3時半ごろが見やすい時間
- 2027年は満月のころと重なり、月明かりのない時間はほとんどない
- 月を背にして、月から離れた空を見る。明るい流星なら月夜でも見える
- 2028年は月明かりの条件がいい年
- 天気は気象庁の予報で。前の日からはこと座流星群のページに47都道府県の星空指数
条件のいい年ばかりではないのが、流星群の難しいところ。でも、春の夜にぼんやり空を見上げて、明るい流れ星がひとつ流れたら、それだけで十分すてきな夜です。晴れるかどうかの判断は、気象庁の最新の予報でお願いしますね。
ほかの流星群は「しぶんぎ座流星群2027はいつ?」「ふたご座流星群2026はいつ?」にまとめています。
出典:国際流星機構(IMO)の流星群の表(極大の太陽黄経・ZHR・放射点)。放射点・月・空の暗さの時刻と星図は当サイトの計算(目安)です。国立天文台の2027年4月の発表は、2026年11月6日の時点では出ていません。2026年11月6日に確認した内容です。
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