海外の台風進路予想は日本の台風進路予想より当たるので紹介しましょう

2019年9月20日

台風進路予想、見ますよね?

テレビの天気予報で見ますか?

インターネットの天気予報で見ますか?

天気アプリで見ますか?

どれで見ても、結局は一緒です。

日本の会社の台風進路予想は全部同じです。

気象庁でも、ウェザーニューズでも気象協会でも、Yahoo天気でも全部同じです。

ちょっと、色が違う・・・とかそれぐらいの違いで内容は同じです。

気象業務法でそう決まっているので、法改正をしないかぎり国内の情報は同じになります。

でも、米軍台風進路予想とか聞いたことはありますよね?

海外の台風進路予想についてまとめてみました。

台風進路

米軍台風進路予想

見たことありませんか?米軍進路予想はこんな感じです。

標記の時刻はZタイム(国際標準時=UTC)です。

UTCの場合は、後ろにZがつきます。

00Zは9時、06Zは15時、12Zは21時、18Zは翌日の03時です。

日本が9時間進んでいるんです。

基準となるヨーロッパより東側だからですね。

米軍進路予想

米軍の台風進路予想へのアクセス

 

米軍台風進路予想

米軍の台風進路予想

トップから入って、右側の「TC Warning Graphic」にアクセスしてください

TEXT(テキスト)にすると、文字情報だけが表示されるので間違わないように注意してください。

また、googleEarth用のファイルもありますのでダウンロードして使うこともできます。

 

複数ある場合は、下の図のように台風毎に、TEXTや、台風進路予想ごとにリンクが作られます。

台風毎に#9など、番号が振られますが、日本の台風の番号とは違いますので注意してください。

この図の場合、日本では台風第9号がW10、台風台10号がW11と呼ばれたりしています。

番号が1番違いですね。日本では台風として最大風速が17m/S以上になって初めて台風と呼び台風の進路予想も始まります。

この17m/sというのは、直接図るのではなく衛星画像等から総合的に判断して決めるものです。日本では気象庁が決めています。

この風速の判断もアメリカとは違う可能性もありますし、そもそも、台風と認定する基準も日本とアメリカでは違います。

そのため、番号がずれてきます。

 

アメリカ大陸進路予想

 

ECMWFの台風進路予想~その1~

こういうページです。

ECMWFの場合、2種類の資料があるのでその1としました。

ECMWFの天気予報は現在、世界で一番当たります。

成績比較をすると、残念ながら日本より10年進んでいるといっても言い過ぎではありません。

ECMWF_ENS

ECMWFの台風進路予想へのアクセス

入り口はこちらからが良いでしょう。

ECMWFの台風進路予想

リンクは普通予想図ではなく、台風進路予想のページに飛ばしています。

台風を選択

 

世界中の台風を予想しているので地域選択が必要です。

日本の台風を見つける場合はRegion 04(領域04)を選択します。

日本の台風××号という番号とW○○という番号、違いますので注意をしてください。

ECMWF_ENS

さぁ、目的のページに到着です。

ECMWFの台風進路予想~その2~ついでに NSEP(アメリカの気象局の予想も見れる!)

ECMWFの場合は、高解像度モデルと呼ばれるのもを見るのも1つの手段です。

この場合、普通の天気予報の天気図をみるのと変わりありませんが紹介しておきます。

公式サイトからみるのも悪くないほうほうですが

WindyというWEBページからみるのもいいでしょう。

 

windycom

 

リンクをアクセスするだけで、目的のページにはたどり着くので説明は不要ですね。

台風の場合、風がぐるぐる回転しているので、すぐにわかるでしょう。

日付も、したにあるのでそこをクリックして表示したい日付を選択します。

オススメはECMWF表示です。

前にも述べましたが、ECMWFは世界で一番あたる天気図を我々に提供しています。

このwindyのページはECMWFのデータを、世界一あたる天気予報の資料を提供してくれるので台風の予想をみるときも

役立ちます。

世界2位のアメリカの予想がGFSになるので、それを見る場合もこのWindyから見ることができます。

上で紹介した、台風専用の予想とは違い、一般の天気予報用の資料になるので、同じECMWFの予想でも違いが出る場合があります。

一応、台風専用の計算結果のほうが信頼は出来るでしょうが、逆の場合もあるので両方の可能性があるととらえましょう。

 

ECMWFの天気予報が一番あたるって?

近年の天気予報は、数値予報といって、スーパーコンピューターの計算した結果が大きく影響します。

台風のようにコース次第で天気が変わる場合は、そのスーパーコンピューターの計算した結果の占める割合はより大きくなります。

下の資料はその成績です。

世界の天気予報を計算する、数値予報モデルというものの結果を比較しています。

この、トップがECMWFという訳です。

ECMWFはヨーロッパが協力して運営している気象機関です。

協力している分、1国の気象局と比べて予算が潤沢で研究費、研究にかける人材が桁違いです。

従って、成績も世界で1番と、非常にわかりやすい理由です。

気象の研究は昔からヨーロッパが最先端だったというのも多少の影響はあるかもしれませんが。

国内で見れるのは気象庁の台風進路予想

成績は世界で一番ではなですが日本の台風進路予想も捨てたものではありません。

見慣れた下の予報円、世界で4番目ぐらいの成績なので世界でもトップクラスではあります。

基本的に3時間おきに表示も更新されるのは日本の特徴かもしれません。

2019年から台風進路予想の勢力予想も5日に拡大しました。

5日もあれば、普通の防災対策をとるには十分です。

いろいろ見比べて対策を取りましょう。

台風進路