釣りやゴルフ、レジャーで風の予想が知りたいならGPV天気天気予報かWindyというアプリを使うと便利です
気象予報士KAKUです。
今日は風の予想について説明します。
結論から言うと
↓windyが便利じゃない?って話です
風の天気予報ってわかりますか?
最近ではNHKしか放送しませんが
「北の風 のち 南西の風やや強く」
など、天気予報には風の予想がついています。
例えば東京の天気予報を見て下さい。
必ず風の予報がついています。
元々はレジャーに役立たせるための予想でしたが
今ではもっと精度の良い予想があるので紹介しますね。
天気予報に風の予報が出ていますが、レジャーには使えません。
休日の天気予報では晴れ!
さぁ、釣りに行こう!ゴルフに行こう!登山に行こう!
外のレジャーには天気も重要ですが風の天気予報も重要です。
テントを立てるとき、風が強ければテントが飛ばされます。
怪我をする可能性がって、危険ですね。
風が強ければ、波も高くなります。
釣りも危険ですね。
風の天気予報を知ることは非常に大事ですが、ちゃんと教えてくれるページが少ないので記事にしてみました。
風の天気予報は当てになりません。
例えば、気象庁の天気予報。
「北の風 晴れ 夜曇り 波 0.5メール」
そして、下に示しているのがその夜のアメダスによる風向風速の観測です。
当たってる・・・かな?確かに「東京」と呼ばれる地点は北風ですが、他にも南風の地点もあります。
アメダスの風の例風向きはどうしても地形の影響を受けて同じにはなりません。言いかえると局地性があるのです。
ウェザーニューズをはじめとした民間の気象会社の場合はもう少し細かく時間毎に風向風速の予想をしています。
どの場合も、結局は観測している代表的な地点(=特に人口の多い街中)の風向風速を予想しているんです。
さらに深く追求するために気象庁の技術資料を眺めると、風の予想は都心の観測所(気象台の場合が多い)を予想していることがわかります。
結局は場所が変われば風向きは変わります。風速も同じです。街中と海や山では風が全く違うのです!
標高は何メートルなのか、山に囲まれたり風を遮るものは無いか、海は近いか・・・・たくさんの要素によって風は変わります。
1㎞も離れれば風は十分変わりますので、釣りなどの海のレジャーをはじめとして風によって影響を受ける場合に普通の天気予報の風を当てにしてはあまり役には立ちません。
気象庁のをはじめとしてどの予報会社も分かりやすいように
時系列で書かれた予報は非常に見やすいですが、レジャーで風の予報を使うのはお勧めできません。
今の時代はこれから紹介する方法でピンポイントで風の予想が分かるので
それを使うのがオススメです。
大事なのは面で見ること、おすすめはGPV気象予報かSCW天気予報
私のおすすめはパソコンからならGPV気象予報、スマートフォンからならSCW天気予報です。
どちらも非常に有名なサービスですね。もちろん無料で利用ができます。
大事なのは、上の図のように面で見ることです。上の図を見てもらえれば、場所によって細かく違っていることがわかると思います。
そして、もう一つのポイントは絶対に詳細を選んで下さい。
詳細と広域のボタンは、ただ地図が広がるわけではありません。
天気予報の元となるのはスーパーコンピューターが物理法則に基づいて計算したものですが、広域と書いてあるのは広域(地球全体)を予想するために使われるGSMと呼ばれる数値予報計算モデルの予想のことです。おおよそ20kmごとの風を予想していますが、ちょっとそれでは解像度が荒すぎます。
詳細と書いてあるのは5㎞ごとの風の予想をしているMSMと呼ばれる数値予報計算モデルです。地形の表現が細密になっているため風の予報が当たりやすくなっています。また、39時間先まで予想があるので今日や明日のレジャーの予定を立てるには十分です。
SCW天気予報には、局地と呼ばれる更に細かい予想もあります。もちろん細かいことは良いのですが10時間先までしか分からないうえに有料会員向けのサービスになっています。
結論としては、個人のレジャーの計画ならパソコンからならGPV気象予報、スマートフォンからならSCW天気予報の詳細を見ることがおすすめとなります。
スマートフォンからは天気アプリWindyがオススメ
windyというアプリ使ってますか?
windyはWEBページもアプリ(googleplay apple store)でも同じ予想が見れるんですが初めて聞きました?
それは勿体ないですね。
釣り、ゴルフ外のレジャーで風の予想が必要ならwindyは必須アイテムです。
例えば波の予想
10日先まで、3時間ごとの予想が出てきます。
しかも、風、波、うねりと3種類も。
もちろん、地球上のどんな地点の予想でも表示してくれます。
このwindyは風や波はもちろん、天気の予想、雲の量の予想、気温の予想、湿度の予想などなど気象に関係することなら
なんでも予想があります。
なんでは言い過ぎじゃないかって?
試しに使ってくださいよ。
言ってる意味が分かりますから。
このwindy、オススメのポイントがもう一つあります。
それは、ECMWFというヨーロッパの世界一の精度を誇るスーパーコンピューターの計算結果を使っていることです。
インターネットで見ようとするうと結構難しいんですが、Windyで見れば一発です!
そして、最後にこのwindy、とっても表示が綺麗!
美しい!
見てて飽きないアプリです。
言い過ぎじゃないかって?
いやいや、使えば分かりますよ。
インストールしてみてください。
Windyの魅力はここでは語り尽くせないので別記事にしています。
Windyの魅力、是非ご覧ください
風の天気予報って当たるの?
細かく予想ができても当たらなければ意味がありません。
さて、風の天気予報は当たるのでしょうか。
天気予報はの当たりやすい、外れやすいには順序があります。
規模の大きい現象(低気圧や台風)は当たりやすいですし、規模の小さい現象(竜巻やゲリラ豪雨のピンポイント天気予報)は当たりにくいです。
規模の話以外にも、要素によって違いがあり、風は実は数値予報の計算が当たりやすい現象になります。
理由は少し難しいのですが、スーパーコンピューターは物理法則に当てはめて風や気温は直接計算をしています。
一方で雨雲はというと直接計算が出来ないため、風や気温、水蒸気量からスキームと呼ばれる一定の条件を満たせば雨雲を発生させる・・という
現実とはちょっとだけ違ったことをしています。雨雲が前の話に出てきた20㎞や5㎞では計算できない規模の現象であるため、やむを得ずそのようなことをしているのですが、そのせいでちょっと雨の予報は当たりにくくなっています。
理由は少し難しくなってしまいましたが、何にせよ、GPV気象予報の風の天気予報は比較的に当たるのです。
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