災害の備え、食品は何日分必要?オススメの食料品は?
災害に備えて5日の食料品を備蓄しよう
災害時に向けて食料品を備蓄してますか?
災害は忘れたころにやってきます。
日ごろの準備が大切です。
でも、いざ、準備しようと思っても疑問も出てくるかと思います。
私の被災経験や調査結果をふまえつつ1つ1つ確認していきましょう。
食品以外の必要なものリストも参考にしてください。
災害用の非常食は何日分必要?
災害用の非常食、何日分備蓄しますか?
災害の規模や内容にもよりますね。
大規模災害場合、普通に生活出来るようになるには数か月かかります。
それだけの日数分備えるのは現実的ではりません。
最も現実的なのは「避難所に安定して食料品が届けられるまでの食品を備える」
というのが目安です。
例えば、宮崎県の備蓄基本方針では3日目から国や県の物資が避難所に届けられる想定をしています。
過去の災害を見ても、3日目には避難所(人口の多い地域)に物資が届けられます。
大規模災害時は国が災害対策本部を立ち上げます。
県と国の機関が災害発生日からその翌日には避難所向けに食料品を手配します。
しかし、災害発生時は道路の混雑や物資の仕分けを行う人員の不足等の理由により
どうしても物資が安定して避難所に届くまで時間がかかってしまします。
そのため、松戸市では3日目に物資が届く想定をしています。
そもそも、最低限の食料品の備蓄は自治体でも行っています。
なので、1日~2日程度の空腹を我慢出来るのであれば食料品は無くても生きては行けます。
そもそも、人間は水があれば1週間程度は生きていけます。
生きることだけを考えれば水の備蓄だけでもどうにかなります。
でも、実際にそうなったら不安で仕方がありません。
災害発生時は普段しないような作業も発生します。
体の健康や心の健康のためにも最低限の食料品の備蓄をしておきましょう。
目安は避難所に物資が届き始められるまでの3日(1人あたり9食)です。
余裕があれば5日(1人あたり5食)が目標ですね。
災害発生時に備えておくべき食料品のオススメ
災害発生時に向けて保存しておくべき食料品の条件を考えます。
①保存が長期間効くもの
②美味しい(意外と大切です)
③栄養がある
なんと、条件は3つです。
「水が無くても食べられた方がいい?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、食料品よりも水がなければそもそも生きていけません。
人間は、1日に1リットルは食事から水を吸収します。
水は絶対に備蓄しておき、水を足して食べる食品を美味しく食べましょう。
オススメの災害用備蓄食品①アルファ米
私の一番のオススメはアルファ米です。
5年間という長期間保存が効きますし、味も美味しいです。
簡単に手に入りますし、水だけで調理可能です。
味のバリエーションがあって飽きることなく食べることもできます。
アルファ米はお湯をかけて食べるのが普通です。
かなり美味しいですよ。
ですが、水だけでも30分程度待てば食べることができます。
災害時に水だけで調理できるというのは重要なオススメポイントです。
ちなみに、私は水をかけて5分で食べた思い出があります。
コリコリ歯ごたえがあってそれはそれで美味しかったですよ。
また、チキンライスやドライカレーといった濃い味の物はとてもおいしく感じますよ!
備蓄しておいて、賞味期限が近くなったら試してみてください。
あと、ゴミも最低限しか出ません。
アルファ米は最高の非常食です。
オススメの災害用備蓄食品②野菜たっぷりスープ
災害時には野菜がなかなか食べられません。
乾パンやパンといった食品の方が先に供給されやすい傾向にあります。
そういった状況で野菜たっぷりのスーパーが飲めるのは非常に貴重です。
また、5年間保存が効くというのもポイントの1つです。
味も美味しいですし、ゴミも場所をとりません。
災害時には、これが超豪華なディナーに見えますよ。
野菜たっぷりスープは、普段の生活で野菜不足を感じるときに食べるのもありです。
食べた後に補充する、ローリングストックと呼ばれるものです。
普段から、食べて買い足すという流れを作っておけば、いざという時賞味期限が切れているということもありません。
普段から食べるものを備蓄しておくのが、災害に対する備えとしては理想となります。
野菜たっぷりスープ、まだ購入していないなら購入して備えておきましょう。
オススメの災害用備蓄食品③サトウのごはん
私の経験では、災害時に避難所にいくと最初は乾パンやパンといった小麦を調理した食品が手に入ります。4日目にやっとおにぎりを見た記憶があります。
普段から食べている人であれば、災害時も「米」が欲しくなるものです。
お腹だけでなく心も落ち着く効果があると感じました。
最近では太陽光を備えているお宅も多いと思います。
そういった家では電子レンジも日中に使用可能です。
電気が使えるという条件は付きますが、それを差し引いても
「米が食べられる」というメリットは非常に大きいです。
普段から食べている「米」を食べると一時的にでも日常を感じることができますよ。
また、カセットコンロがあれば「さとうのごはんは蒸し器で蒸す!」という調理も可能です。
方法は、フィルム部分をはいで5分蒸す(その後、5分予熱で蒸らす)だけの簡単調理です。
普段から使ってローリングストックしやすい食品なので、備蓄リストに入れても良いのではないでしょうか。
災害時の食品は何処に保存する?
災害時、食品を保存していてもそれが取り出せなければ意味がありません。
立地条件にもよりますが、浸水しやすい地域であれば、1階よりも2階に置いて置くのが良いでしょう。また、ある程度高台に住んでいるのであれば、地震への備えがメインとなります。
地震への備えを考えるのであれば、取り出しやすい所が良いでしょう。
理想は、ローリングストックを考えてキッチンに最低限の量保存しておくのが理想です。
また、保存場所は直射日光の当たらない、涼しい場所にする必要もあります。
住まいの現状によって最も適した場所を選びましょう。
非常時の調理用のカセットコンロがあるととても便利
カセットコンロが1台あるだけで出来ることの幅が大きく広がります。
災害時は「暖かい食べ物」というだけでご馳走です。
特に、冬であれば暖かい食品が恋しくなりますよね。
カセットコンロはいつでもどこでも使える貴重な熱源です。
災害時にカセットコンロがあれば冷蔵庫の残り物が調理できる
災害時に停電すると冷蔵庫や冷凍庫の食品がいたみやすくなります。
まず、停電したらギリギリまで冷蔵庫は開けないとうのが原則となります。
冷えた空気を逃さないためですね。
ですが、1度あけたら使い切る!
というのも有効な手段です。
生鮮食品(特に肉)は冷蔵庫に保存しているならカセットコンロで調理してしまいましょう。
切って炒めて焼き肉のタレを付けるだけでも立派なご飯の出来上がりです。
カセットコンロが1台あるだけで1日分の食事はまかなえることになります。
被災したら初日の食事はカセットコンロで乗り切りましょう。
災害時にカセットコンロがあればお湯で調理ができる
災害時に2日目からもカセットコンロは役立ちます。
カップラーメンなど「お湯をかけるだけ」という食品は普段から備えている人も多いと思いますが、その「お湯」が災害時にはなかなか使えません。
「お湯」は自然には手にはいりませんからね。
カップラーメンや袋めんの調理もカセットコンロがあるだけで可能です。
パスタは水でもどしてから調理
パスタを常備している人も多いと思います。
災害時にカセットコンロがあればパスタも調理できますが、貴重なガスを大量に使うのももったいないですよね?
そんな時に使えるのが、サバイバルパスタです。
パスタを水で数時間(4時間が良く紹介されてますが)付けておき、その後1分ほど炒める調理法です。
お湯を沸かして10分待つ・・・という普通の調理に比べて大幅にガスが節約できます。
流石に、最後に炒めないと味の方がイマイチです。
いざという時に備えて1度は試してみましょう!
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