30ミリ・40ミリの雨の強さってどれぐらい?外でのイベントは?災害は?

 

 

30ミリや40ミリの雨ってよく聞くけど

最近の天気予報アプリでは30ミリ・40ミリの雨・・・など降水量を予想してくれるアプリがたくさんあります。

windyやウェザーニューズの予想は有名でしょうし、雨雲の動き今後の雨でも雨の量をが載っていいますし、予想もしてくれます。

 

でも、30ミリ・40ミリの雨って言われてもイマイチ雨の強さがピンと来ませんよね?

30ミリ・40ミリの雨について調べている人のほとんどが、そういったアプリで見て「30ミリ・40ミリの雨とは?」と思ったのではないでしょうか。

弱い雨ではないと解ると思います。当然、傘が必要というのも想像つくでしょう。

でも、靴は雨靴にするの?

外で行事やイベントがあるんだけど?

災害のリスクはどうでしょう?

簡単に言えば、時間30ミリ・40ミリ(30mm/h・40mm/h)の雨は土砂降りです

間違いなく傘が必要と感じますし、傘をしても足元は濡れてしまします。

そして、20分ぐらいの比較的短い時間で30ミリ・40ミリ降ればものすごい土砂降りに感じます。

1時間かけて30ミリ・40ミリ降るような雨なら強い雨がずーっと続くなぁ・・・と感じるでしょう。

いろんな場合を考える前に少し意味について考えてみます。

雨の単位はミリ(mm)

雨の量の単位はミリ(mm)で表されます。

ミリは長さの単位ですよね。

じゃあ、なんの長さ?

答えは簡単。

雨を容器に貯めたときの深さが何ミリなのか

これが雨の量の単位の正体です。

雨量や降水量と呼ばれていますが、その量ではなく容器に溜まったときの深さ(底からの長さ)を測ってます

例えば50ミリの雨だと下の図のようになります。

雨を貯める容器は円柱や四角柱のように、深さによって広さが変わらない容器にしましょう。

今では転倒マス型の雨量計が使われていますが、昔は貯水型の雨量計が使われていました。

定義の通り、深さで雨量を測るタイプでした。

降水量の「ミリ」というのは溜まった雨の深さだということがわかります。

1時間雨量30(mm/h)であれば1時間に30ミリの深さまでたまる雨。

1時間雨量40(mm/h)であれば1時間に40ミリの深さまでたまる雨。

24時間雨量30(mm)であれば24時間に30ミリの深さまでたまる雨。

24時間雨量40(mm)であれば24時間に30ミリの深さまでたまる雨。

 

そういう意味です。

 

30ミリ・40ミリの雨の強さ

30ミリ・40ミリの雨は強い雨なの?というとそのとおりですが、気象用語では「激しい雨」となっています。

強い雨のワンランク上ですね。

簡単な目安として一般的に言われていることをお伝えします。

1時間あたあり30ミリ・40ミリの雨についての目安です。

・バケツをひっくり返したような雨

・傘を指していても濡れる。かっぱが必要と感じる。

・防水素材の靴でも地面からの跳ね返りがあり、靴の中が濡れる。

・道路が川のようになる。

・砂や土にも水たまりができる。

・車のワイパーは速くしても見づらい。

・スリップに注意。ハイドロプレーニング現象が起きやすい。

・外でのスポーツはあきらめましょう。

・外でのイベントもあきらめましょう。

これらが、一般的に言われていることはこのような内容です。

30ミリ・40ミリの雨というのは、激しい雨です。

俗に言う「土砂降り」が30ミリ・40ミリの雨です。

気象庁の雨の強さの定義で30mm/h・40mm/hの雨は?

日本の天気の取りまとめ、気象庁ではどのように30mm/h・40mm/hの雨についてどう書かれているのでしょう。

雨の強さについては予報用語で定められていますが、20〜30mm/hなら強い雨は「やや強い雨」と定義されています。そのワンランク上の30〜40mm/hの雨が激しい雨です。

雨の強さと振り方という気象庁のリーフレットでも同じです。「バケツをひっくり返したように降る」「家の中にいても雨に気がつく」「道路が川のようになる」となっています。

想像できました?

気象庁のルールのもととなるWMOの定義では3〜15mm/hは並の雨で15mm/h以上は強雨となります。

このルールでは30mm/h・40mm/hの雨は強雨となります。

 

弱雨 並雨 強雨
3mm/h以下 3mm/h〜15mm/h 15mm/h以上

上の表は気象庁観測データの参考資料です。

このルールは国際的に定義されたもので100年以上の歴史を持つ地上気象観測や、航空機の運航に関わる観測通報でも使用されています。

このルールからも30mm/hの雨は、強い雨の基準の2倍の雨でワンランク上(激しい雨)と言えます。

 

30ミリ・40ミリの雨といっても時間によって感じ方は違う

1時間に30ミリ・40ミリの雨といっても降る時間によって感じ方は違います

え!?1時間じゃないの(゚д゚)?

そう、1時間に30ミリ・40ミリといっても

「1時間だらだら降って30ミリ・40ミリの雨」「20分で30ミリ・40ミリ降ってあとは0mmの雨」

では感じ方が違います。

「1時間だらだら降って30ミリ・40ミリの雨」だったら普通の強い雨のように感じるでしょう。

それでもザーザーと降る雨です。

逆に「20分で30ミリ・40ミリ降ってあとは0mmの雨」だとかなり激しい雨と感じるでしょう。

夏の夕立にものすごい勢いでザーッと降って20分ぐらいで止む場合、意外と雨量は少ないことがあります。

ものすごく降ったなぁ・・・と感じても時間が短いと10mmや20mmぐらいしかアメダスでは雨量を観測していないこともあります。

20分や30分の短時間に30ミリや40ミリの雨が降ったとなれば、相当な激しい雨です。

相当な勢いで雨が降っていたことが想像できます。

こういう短時間で30ミリの雨とダラダラ降る30ミリの雨ではだいぶイメージが違うはずです。

 

雨雲の例20mm

 

雨雲レーダーは5分に1回の更新です。1時間に12回の更新です。

この例では

80ミリ以上の雨(赤色)が3回(15分)かかって30ミリの雨となる計算です。

夏のゲリラ豪雨ではこういう降り方がよくあります。

もちろん、オレンジ色の30〜40ミリというのが1時間近くかかって30ミリ・40ミリ近い雨という降り方もあります。

30ミリ・40ミリの雨と言ってもいろいろですね。

ただ、短時間で降るのか、1時間かけて降るのかどちらにしても強い雨と感じるでしょう。

近くにアメダスがあれば、その雨量計と自分の感覚を比べることである程度雨量は目で見てわかるようになります。

アメダスが近くになければ雨量計で計測してもいいと思います。

興味があれば、ペットボトル雨量計(神戸地方気象台)などを参考に雨量計を自作しても面白いと思います。雨の振り方のイメージがつかめてくると思います。

30ミリ・40ミリの雨でできること、できないこと

外での予定をたてたけど、30ミリの雨の予想・・・。

基本的に、本当に30ミリや40ミリの激しい雨が降る予想なら外では何も出来ないでしょう。

しかし、ゲリラ豪雨タイプの狭い範囲だけで降る雨なら雨雲レーダーで確認しながら外での予定を楽しむことも可能です。

気象庁の天気予報はもちろん、windyなどで雨の広がりをイメージしながら予定を立てることをおすすめします。

30ミリ・40ミリの雨で災害は起こるの?

30ミリや40ミリの激しい雨となると、雨の少ない地域では短時間の雨による浸水や河川の増水に対して注意報が出てもおかしくない雨の量です。数時間続けば大雨注意報も出る可能性があります。

土砂災害が起きやすいかどうかは、1時間の雨の量だけでは判断できません。数時間や数日といった長い期間に降った雨の量が関係してきます。

災害のリスクについては場所よって違いがありますが、雨の少ない地域では30ミリや40ミリといった雨からはリスクを意識して気象情報を見ることが必要になります。