2週間以上先の天気予報、16日先までわかる天気図はアメリカのGFSを見よう
2週間より先の天気図が見れるのはGFS
最近では週間天気予報の7日を超えて、10日予報などがありますが、出来るだけ先の天気予報は知りたいですよね?
「10日で満足できない!」
って人のために16日先の天気予報の見方を紹介します。
ただ、先の話なので多少精度は下がることはことわっておきます。
見れる天気図は↓のような、雨雲の様子です。
こういう形式ではなく、「晴れ」や「雨」の予想が見たい人は、後半で紹介するウェザマップの予想を見てください。
では、見方を紹介します。
NOAAの予想モデルGFSの天気図の見方
最初はNOAAのHPから入りましょう。
そこから、”MODEL GUIDANCE”→”GFS”,"ASIA"→見たい要素
予想が見れる直前のページへのリンクも張っておきます。
その後、見たい時間(16日=372時間や384時間など)を選択すれば見たい画像にたどり着くでしょう。
要素についてはprecip_p01(1時間降水量)、precip_p03(3時間降水量)、precip_p12(12時間降水量)、など●時間降水量を見ることができます。
precipitation が降水量を意味しますので、precipはその略です。
後の数字は「何時間の降水量ですか?」って意味です。
先の話なので時間はあまり短くぜず12時間(半日の降水量)ぐらいにするのがオススメです。
要はprecip_p12(12時間降水量)がオススメってことです。
そもそも正確な降水時間は先の話なのでずれが出てきます。半日ぐらいのスパンで雨の予想がどの程度離れた所にあるのかを把握することが大事です。
台風の予想進路などで日本人は天気図をみることになれています。
低気圧の予想が多少ずれたりすることも感覚的に理解できているはずです。
なんどもみていると慣れてくるでしょう。
その下には「Surface-Layer(地表のレイヤー)」と「UpperAir(上空のレイヤー)」があります。
レイヤーは重ね合わせ図です。
まぁ、プロでもない限りこだわる必要はないと思います。
風速が知りたいなら、「10m_wind_precip」「10m_wnd_2m_temp」が使えるでしょう。
その他は、予報士でもない限り使えないと思います。
ジェット気流の位置とか、上空の気圧の谷やそれに伴う寒気の入り方とか、トラフ全面の湿域とか・・・まぁ、大半の人が興味がないと思いますのでそこは適当にしてください。
時間については、prev やNext ボタンで時間を進めたり戻したりできます。
適当に、見たい日時付近を選んで進めたり戻したりするといいと思います。
最終的に出来上がる図がこちら↓
低気圧やそれに伴う降水の予想がわかりますね。
上の絵の例だと、梅雨前線が沖縄から奄美付近にあります。l
「九州南部や四国、東海、関東は、予想が変わったら雨になる可能性はあるかなぁ・・・」ぐらいの感覚ですね(7日以上先なら、天気図はけっこう変わることもあるので、そこは注意です。)
アメリカのNOAA、GFSの天気予報の精度
「16日先の天気図が見れるのは分かったけど、それって当たるの?」
まぁ、もっともな疑問です。
私の感覚では、「天気図の雰囲気はある程度あがる」
って感じですが半日ぐらいはずれます。
「ぴったりのときもありますが、1日ずれることもある。」
「2日ずれるのは、見たことがない。」
というのが私の感覚です。
気象庁の出している、各国の気象予想モデル(スーパーコンピューターの計算結果)の比較です。
NCEPがアメリカの、GFSの予想精度ですが、3番目ですね。
ECMWFがNo1で、イギリスが2番目。GFSは3位です。
日本はGSMという計算モデルで頑張っていますが、4位グループ。
ということで、16日先まで見れるGFSは世界で3番目ぐらいの予想精度と言えそうです。
日本のモデルより精度が高いなら見る価値あり?でしょうか。
GFSを使っているウェザマップの天気予報
アメリカのGFSは16日先の予想資料まで見ることができます。
偶然でしょうか?
16日天気予報というサービスがあります。
ウェザーマップさんが提供しているサービスです。
16日、中途半端な数字ですが、理由が分かりますよね?
信頼できる予想資料が16日先まであるので、16日天気予報をしている・・・
のでしょう。
推測ですが、間違いはないと思っています。
16日っていう数字がポイントですよね。
ちなみに、このウェザーマップ社は気象予報士として有名な森田さんが社長を務めている会社です。
そして、ウェザマップの一番のお仕事は
Yahoo天気に予想を提供していること!
です。
Yahoo天気のヘルプのページにも「情報は、株式会社ウェザーマップをはじめ、各情報提供元から配信されています」と書かれていいます。
一度見比べて見たことがあるのですが、ほとんど同じ予報になっています。
1日だけ違う予報だったのは謎ですが。
16日先の天気予報は当たるのか?
16日先ともなると、だいぶ制度は高くありません。
一般的には、気候値(平年値)の方が精度が高くなります。
東京であれば冬は晴れ・・・ みたいな、一番現れやすい天気を予想したほうが
平均すると成績は良くなります。
でも、先に書いた通り、天気図の雰囲気は当たります。
低気圧ができるんだなぁ・・・・とか、高気圧に覆われるんだなぁ・・・
といった情報はある程度当たります。
この辺は数値化しにくい項目なので、なんとも表現しにくいですが、見る価値はあると私は考えています。
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