2週間以上先の天気予報、16日先までわかる天気図はアメリカのGFSを見よう
【2026年10月 全面更新】GFS と ECMWF の天気図を15日先まで日本語で見られる「天気図ビューワー」の使い方と、県ごとの2週間の雨と気温の見方を、今の画面で書き直しました。NOAA の公式サイトの見方は短くまとめています。
2週間後の旅行。3週間後の結婚式。来月の運動会。
予定が決まると、その日の天気が気になりますよね。でも、ふつうの週間天気予報は7日先まで。最近は10日先や2週間先の天気を出すサイトも増えましたが、「その先は?」「この雨マーク、どのくらい信じていいの?」と思ったこと、ありませんか?
じつは、世界の気象機関のコンピューターは、もっと先まで計算しています。なかでもアメリカの GFS は、16日先までの計算を誰でも見られる形で公開しています。
この記事では、その GFS の天気図を日本語で見る方法と、2週間より先の天気との付き合い方を紹介します。
2週間より先の天気図が見れるのはGFS
GFS(Global Forecast System)は、アメリカの海洋大気庁(NOAA)が動かしている、地球全体の天気を計算する数値予報モデルです。
1日に4回、16日先(384時間先)まで計算していて、その結果を無料で公開しています。
「世界でいちばん当たる」と言われるヨーロッパの ECMWF も、15日先までの計算を公開しています。この2つを見くらべると、遠い先の天気の「見通しのたしかさ」がつかみやすくなります。
GFS の天気図を日本語で見る:天気図ビューワー
英語のサイトを操作しなくても、このサイトの天気図ビューワーで、GFS と ECMWF の計算を15日先まで日本語で見られます(16日目まで見たいときは、このあと紹介する NOAA の公式サイトで)。

天気図ビューワー(GFS、10月29日21時の回の計算。11月12日15時=13日先の雨と気圧)
色が雨の量(3時間の雨量)、線が海面の気圧(等圧線)です。
使い方
- 上の「ECMWF(ヨーロッパ)」「GFS(アメリカ)」でモデルを選ぶ
- 下の日付の帯を左右に動かすか、カレンダーのボタンで日付を選ぶ
- 「2画面」を押すと、ECMWF と GFS を左右に並べて見くらべられる
右の表では、選んだ都道府県の3時間ごとの雨量を、ECMWF と GFS で上下に並べて見られます。2つのモデルの雨のタイミングがそろっていれば、その日の雨の見通しは比較的たしか、と考えられます。
県ごとの「雨の日」を見たいなら:2週間天気
天気図だと、「結局、うちの県は雨なの?」が分かりにくいですよね。
そんなときは、都道府県ごとの2週間天気のページへ。

東京都の2週間天気(2026年10月30日の画面)
1日1枚の札に、
- 7日先まで:気象庁の週間天気予報(天気・降水確率・最高/最低気温)
- 2週間先まで:ECMWF(🇪🇺)と GFS(🇺🇸)の計算の雨量と気温
が並びます。札の上の線の色で、2つのモデルの雨の計算がそろっているかどうかも分かります。
上の例では、11月5日は ECMWF が 26mm、GFS が 19mm と、どちらも雨の計算。いっぽう 11月2日は ECMWF が 4mm、GFS が 13mm と、量に差があります。こうした「そろい方」を見るのがコツです。
NOAAの公式サイトで見る方法
英語のままでよければ、NOAA の公式サイト MAG(Model Analyses and Guidance)でも、GFS の天気図を見られます。
モデルに GFS、地域に ASIA などを選び、見たい要素を選びます。雨を見るなら precip_p12(12時間の降水量)がおすすめ。precip は precipitation(降水量)の略で、後ろの数字は「何時間の降水量か」です。
遠い先の計算は、雨の時刻が半日くらいずれるのはふつうです。1時間や3時間ではなく、12時間ぐらいの幅で「雨のかたまりがどこにあるか」を見るのが、遠い先の天気図との付き合い方です。
なお、時刻は世界の標準時(UTC)なので、日本の時刻は9時間足してください。
16日先の天気予報は当たるのか?
正直に言うと、16日先の「その日に雨が降るか」は、まだよく当たりません。
気象庁の週間天気予報でも、7日先になると、雨が降るかどうかの予報が当たるのはおよそ7割前後です。それより先の計算は、回ごとに大きく変わることもあります。
なので、2週間より先の計算は、こんなふうに使うのがおすすめです。
- ECMWF と GFS がそろっているかを見る(そろっていれば、見通しは比較的たしか)
- 回ごとに大きく変わっていないかを見る(毎回同じなら、少し信頼してよい)
- 1日ずつの天気より、「雨の多い週か、晴れが続きそうか」という傾向を見る
そして、計算がまだ届かない日(2週間より先)は、平年の気温と、晴れやすさ(天気出現率)が目安になります。日付と都道府県を選ぶと、その日の平年の様子をまとめて見られるページもあります。
長期予報(1か月予報・3か月予報)の見方は、半年先までの天気予報!長期予報の見方は?にまとめています。
まとめ
- GFS は、アメリカの NOAA が動かすモデルで、16日先までの計算を公開している。
- 日本語で見るなら天気図ビューワー。ECMWF と並べて見くらべられる。
- 県ごとの雨の日は2週間天気のカレンダーで。
- 遠い先は「そろっているか」「変わっていないか」と傾向を見る。モデルの計算は気象庁の予報ではないので、7日先までは気象庁の週間天気予報を基本に。
予定の日が近づくほど、計算はたしかになっていきます。ときどきのぞいて、雨の見通しの変わり方を見てみてください。






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