最新から過去まで、日照時間データを調べる方法
太陽光パネルの発電時間や農業と日照時間は関係が深いと思います。
そこで、ここでは日照時間の調べ方を紹介します。
最新の日照時間を調べる方法
日照時間は気象庁がアメダスで観測をしています。アメダス自体は全国に約1300地点ありますがその全てで日照時間を観測しているわけではありません。日照時間を観測しているのは約840カ所です。全国には約1900の市町村がありますが、840地点だと全ての市町村で日照時間を観測は出来ていないという計算になります。直接的な観測値を知りたい場合は近くのアメダスの日照時間を参考にするしかありません。
見たい地点が決まっているならアメダスの最新データを参考に
アメダスの観測はほぼリアルタイムで公表されていますので、気象庁うだろうが、気象協会だろうが、ウェザーニューズだろうが、同じ値となります。参考に紹介しておきますが、気象庁のアメダスが毎時8分後にデータがアップされるので早い時間にしりたいならそちらを見ることをお勧めします。
また、日照時間は1日だけではなく10日とか30日とかある程度まとまったデータが必要な場合もあります。そういった場合はアメダスの期間合計日照時間一覧表が参考になると思います。
面的に日照時間を知りたいなら推計気象分布も有効な手段
アメダスの場合は点でしかわかりませんが、面的な広がりをもって日照時間を知りたいなら推計気象分布も有効だと思います。下の図のように地図が表示されて日照が面的な広がりを持って分かります。表示されている「1.0」のような数字はその時間の日照時間です。正確に言えば「前1時間の日照時間」です。下の例のように13時であれば12時~13時までの1時間の日照時間となります。
過去の日照時間データ
過去の日照時間データであれば、気象庁の過去のデータ検索が一番便利だと思います。
特に、見やすいのが「観測開始からの月ごとの値を表示」です。
上の図のように、気象庁の過去のデータ検索から「観測開始からの月ごとの値を表示」をクリックすると下の図のように表形式で表示されます。
観測開始からの全ての日照時間データが表示されるのですごく便利だと思います。また、過去の気象データ検索からは平年値を表示することもできますし、過去の気象データダウンロードからはcsvの形式でダウンロードすることもできます。
少し広が有を持った、例えば関東地方とか東北地方とか広がりを持った平年値を知りたい場合は過去の地域平均気象データ検索を使うこともできます。
地表面に降り注ぐ日射量(太陽光のエネルギー)を知りたい場合もこちらから調べることができます。
太陽光発電の場合は単純な時間だけでなく、こちらの日射量の方がエネルギーが分かるので使えるでしょう。
日の出と日の入りから日照時間を計算する
ここまでは、実際の観測のデータを調べる方法を紹介しましたが、建物の日当たりや理論上の日照時間データというのもの存在します。位置情報と日付さえあれば、(雲が一切なかったと仮定した場合の)日照時間を計算することもできます。
keisanというページでは、日の出、日の入りといったデータや南側の建物の影響を調べることができます。ページ自体は直感的に操作できるので特に説明は不要かと思います。
これから新築を立てる場合など、南側の建物の影響は気になりますよね。1度家を建てたらその後は簡単には引っ越しできないですしね。
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