星は見れる?流星や日食、月食を見るための天気予報

流星や日食、月食、初日の出を見るための天気予報

天体観測をするときに気になるのが天気です。

雲なら星が見えない・・・。

確かにそうです。

でも、雲の間から星や月、流星が見える事はあります。

一口に曇りといっても「隙間から星が見える曇り」「隙間がなく星の見えない曇り」

2種類があるのでその確かめ方を紹介します。

もちろん、雲の広がるタイミングなど、最近は細かく確認できるのでその紹介もしていきます。

 

曇りといっても3種類

普段、生活していると気にしないと思いますが、雲には高さがあります。

高い雲、低い雲、その間にある中ぐらいの高さの雲。

専門性には上から順番に「上層雲」「中層雲」「下層雲」と分類します。

性質が違うので1つ1つ紹介します。

上層雲

上層雲は、薄い雲です。

雲が薄すぎで、月や太陽を完全には遮りません。

↓のような雲です。

上層と名前が付くだけあって、高い所に発生します。

雲の分類はWMOが決めていて最もポピュラーな方法がWikiPediaで紹介sされています。

そこにも書かれていますが、上層雲はおよそ6㎞以上の高度に現れます。

氷の粒が主体で粒が小さいため、あまり光を遮りません。

この、上層雲だけの場合、いくら広がっても日が遮られないため、天気予報では晴れと発表されます。

この、上層雲が広がった状態を薄曇りと呼び、星や月の観測にはまったく影響を及ぼしません。

高いくもは上層雲。
月や星が透けて見えるので、天体観測に影響なし!
天気予報でも晴れで発表される。

中層雲

中層雲は、実は最も厄介な雲です。

名前の通り、中ぐらいの高度に広がります。

高さでいえば2㎞~6㎞ぐらい。


上のような雲です。

中層雲は、隙間なく広がりやすい雲です。

残念ながら、天体観測の一番の敵といってもいい雲です。

中層雲が広がるときは天体観測は諦めましょう。

初日の出の場合は、水平線近くが覆われていない可能性もあるので、まだ、望みはあるかも?