風速の単位kt(ノット)の変換と意味を紹介

2021年8月28日

風速の単位でkt(ノット)が使われるが1kt=0.514m/sという意味

風速のkt(ノット表示)ですが、国際的にはkt(ノット)が広く使用されています。

先に結果を知りたい人もいると思うので簡単な表だけ載せておきますね。

1kt=0.514m/s

2kt≒1m/s  6kt≒3m/s  10kt≒5m/s  20kt≒10m/s

30kt≒15m/s  40kt≒20m/s  60kt≒30m/s  80kt≒40m/s

細かな風速の単位変換は専用ページをどうぞ!

単位はその国の古くからある文化と深く関わっていて、学問的な世界ではMKS単位系(メートル、キログラム、セコンド=秒)を基本とする単位系が普通ですが、風速のように生活に溶け込んでいるものは未だにkt(ノット)のようにMKS単位系以外のものが使用されています。

1kt は、1時間に1海里進む速さとなります。

1時間が3600秒はわかると思います。

1海里は意味のある単位で、緯度の1分にあたります。

距離では1852mです。覚え方は、キーボードのテンキーを/から下に読んでいけば(この時、/を1と読んでください)1852になります。

テンキーを使た1海里の覚え方

他にも海里はカレンダーを1から、縦に1の位だけ読むなど覚え方があります。

この、海里を3600秒で割れば、1kt(ノット)に変換できますね。

 

kt(ノット)のm/sへの変換

1kt(ノット)は、0.514m/sですが実際には

「2kt(ノット)=1m/s」と考えて間違いはありません。風速の予想も観測もそこまでの精度はありません。0.1m/sは誤差のようなものなので。

kt(ノット)は天気図や風の予想で使われますが

10kt(ノット)➡︎5m/s

30kt(ノット)➡︎15m/s

のように、2で割れば秒速にすぐ変換出来ます。

気象予報士など実用性重視なら、普段は「kt(ノット)を風速に変換するときは2で割ると」と覚えておけば簡単です。

気象庁では、国際的な風速の単位であるkt(ノット)をm/sに換算するとき、齟齬がないよう、kt(ノット)を風速に換算した表を作っています。

使用頻度の高い所だけ抜粋しますと

kt(ノット) 風速(m/s)
10kt 5m/s
20kt 10m/s
30kt 15m/s
34kt 17m/s
40kt 20m/s

 

 

この表を見ても、だいたい2で割るだけだなぁーってわかりますよね?

平均風速の基準(この風速を超えると台風となる)、国際的には34ktです。

素直に1kt=0.51m/sを使うと34kt=17.2m/sです。

気象庁は台風について、上のkt換算表を正式なものとしているため17m/s以上の風が台風としていますが、17.2m/s以上を台風とするのが国際標準です。

この17.2m/sと中途半端な値になる理由はktが基準(34ktが基準)となるためです。

風速、ktの単位変換

kt(ノット)が使われる意味と場面

kt(ノット)は風速でよく使われます。

特に、航海や航空機といった分野で使用されます。

また、気象分野は航空や航海と深いつながりがあり、よくkt(ノット)が使われます。

天気図の風速も矢羽根がkt(ノット)で表示されてますね。

kt(ノット)の意味を思い出してみましょう。

1kt(ノット)は1時間で1海里(緯度1分の距離)です。

1ktで1時間真北に進むと、北極星の確度が1分高くなります。

30ktだと、1時間真北に進むと、北極星の角度が30分=0.5°高くなります。

30ktで2時間真北に進む・・・ぐらいだとかなりありそうな話ですね。

そうすると、北極星が1°高くなります。

北極星で話をしましたが、太陽の影を使うなど使い方は様々です。

GPSなど無い時代なら便利だったことが分かりますよね?

こういう、天体との結びつきが深く便利であることが理由でkt(ノット)は重宝され、世界中に広がっていきました。

気象の分野も航海や航空の分野のために発展した側面があります。

嵐を知ることは命を守ることですから。

そのため、気象の分野でもkt(ノット)が使用されています。

1kt(ノット)の時速や秒速を計算してみる

1ktは、1時間に1海里進むスピードでした。

秒速0.514mと覚えてもいいですが、せっかくだから計算してみましょう。

1海里は緯度で1分に対応します。

地球は1周で約4万㎞(そうなるように1875年にメートル条約が締結された)なので

1海里=40000/(360×60)=1851.185185185…m=1.852㎞

そのため

ktを時速に変換すると 1.852㎞/hになります。

秒速にするには、さらに3600秒(=1時間)で割るので

1852/3600=0.514m/sとなります。

秒速0.514mですね。

①地球が4万㎞

②1海里が緯度1分

③1kt(ノット)が時速1海里

の3つを知っていれば計算ができますね。