天気予報の当たるものと当たらないもの見分け方
天気予報見てますか?
当たってますか?外れてますか?
大事な予定の日の天気、当ててほしいですよね?
でも天気予報は100%は当りません。
では、天気予報はどのぐらい当たるでしょうか?
大事な予定の日の天気、どれぐらい信じて良いのでしょうか?
明日の天気予報について
明日の天気については、80%~90%ぐらいの確率で雨の有り無しが当たります。
雨の有り無しの当たる確率については、発表する会社ごとに若干の差があります。
なので、調査をした結果を1番当たる天気予報はどれ?にまとめています。
時期や地域によって差はありますが、気象庁も、ウェザーニューズも気象協会も80%~90%ぐらいは明日の天気での雨の有無が当たります。
しかし、逆に言えば10%以上の確率で天気予報は外れます。
当たりやすいさ、外れやすさで言えば降水確率があります。
最近のアプリでは降水確率を表現しないものも多いですが、天気予報は結構な確率で外れるので
降水確率は確認したほうが良いと思っています。
降水確率はどれぐらい信じてよいか
気象庁HPの降水確率の信頼度グラフを見てみましょう。
面白いことが分かります。
50%で発表したとき、何パーセントの隔離腕雨が降ると思いますか?
降水確率50%なら50%でしょうか?
図を見ると、40%です!
降水確率0% | 実際は 0% |
降水確率10% | 実際は 3% |
降水確率20% | 実際は10% |
降水確率30% | 実際は20% |
降水確率50% | 実際は40% |
降水確率60% | 実際は60% |
降水確率70% | 実際は75% |
降水確率80% | 実際は90% |
降水確率90% | 実際は95% |
降水確率100% | 実際は99% |
50%の雨は非常に微妙です。
(1㎜以上の)雨にならない可能性が60%です。
こう見ると、60%以上の雨の場合からが本当に雨の予報と思ってもいいでしょう!
今日の天気予報について
気象庁の検証した結果を見てみると、今日の天気予報は明日の天気予報と比べてそれほど当たる確率に差はありません。
明日の天気より平均して2~3%成績は良いようですが、地域によってはほぼ同じのところもあります。
天気予報が先になればなるほど難しいというのはありますが、明日までの天気予報の場合、予期せぬ雨などの影響のほうが多いようです。
ウェザーニューズやYahoo天気が会員情報から今日の天気予報の精度が上がった!と宣伝をしています。
確かに、ちょっと上がっている部分はあると思います。
ただ、それでも、どの天気アプリを使っても今日の予報を完全にすることは難しいのが現在の科学技術の限界です。
どうしても予想できない現象はあります。
予想が難しいのはゲリラ豪雨
月別の天気予報の精度検証結果では6月と7月に成績が下がっています。
理由は梅雨前線とゲリラ豪雨でしょう。
ゲリラ豪雨は、本当はゲリラではなく、ある程度可能性はわかるのですが、逆に、可能性しかわかりません。
狭い範囲に発生してくる雨雲を予想するのは、非常に難しいのです。
近年は、スーパーコンピューターが大気の状態を物理法則に基づいて計算します。
地球を網の目状に切って、それぞれの地域の気温や湿度を計算します。
最近の計算では20㎞を1つの四角として計算し、さらに、その結果をもとに5㎞四方にまで細かく再計算します。
詳細は気象庁の数値予報モデルに載っています。
2度目の計算でも、5㎞四方までしか計算しないのですが、それでどうにか発生する雨雲と同程度の大きさになります。
現実とは違う、四角い雲の出来上がりです。
低気圧のように100㎞以上の現象ならスーパーコンピューターの計算でどうにかなりますが、数キロメール程度の大きさのゲリラ豪雨の雨雲一つ一つは表現出来ません。
なので、出来ることはただ一つ、備えること!
降水確率30%以上の時は雨具(折りたたみ傘など)を準備しましょう!
ゲリラ豪雨の場合広範囲に降らないため、降水確率も50%以下になりがちです。
また、時間も短く1時的に過ぎ去るものがほとんどです。
ただ、その1時の降り方が凄いので、雨に降られると被害が非常に大きくなります。
備えあれば患いなしです。
こうきった天気の急変に役立つのは気象レーダーです。
目先の天気は、天気予報に頼らず天気アプリなどで雨雲レーダーを見てください。
目先の雨の予想も参考にしてください。
週間天気予報は、7日目までまぁ当たる。8日目から10日目は目安。
週間天気予報の成績を見てみると、例年だと7日目にだいたい70%になっています。
半分以上あたるならいいか?
と、感じたりましますが、半部では満足出来ません。
1ヶ月先の予報は出来ないで話題にしましたが、天気には、平年に出現しやすい天気があります。
梅雨時期なら雨、冬の東京なら晴れやすいなど。
その、平年を上回らなければ予報としては意味がありません。
平年値は60~80%なので、どうにか7日目までは意味があるといえるでしょう。
10日先まで天気予報は出ていますが、10日先などは目安程度にするのがいいと思います。
平年値のほうがよっぽど成績はいいはずです。
雨の有り無しは実は難しい。気温のほうがよく当たる
ここまでは、雨の話をしていましたが、天気予報で一番難しいのは雨の有り無しを当てることです。
雨の有り無しは、広範囲に広がる低気圧の場合はよく当たりますが、ゲリラ豪雨や安定しない梅雨前線、小規模の低気圧の場合はかなり制度が落ちます。
天気予報の元資料は、ほとんどgpv気象予報で見ることができますが、実際の雨雲レーダーと比べると細部で差があることがわかると思います。
気象現象の予想の精度はそれぐらいなんだなぁ・・・というのを見てわかると思います。
東京付近の弱い雨の予想が外れていますね。
予想の範囲は100㎞ぐらい平気でずれます。
3時間ぐらい平気で予想は変わります。
図をみれは、それはよくわかると思います。
逆に、気温については、よく当たると思います。
1度や2度は体感ではなかなか分からないですよね?
今、外は何度?と聞かれて、外に出て正確に温度が分かる人はいるでしょうか?
天気予報ので「暑くなる」といえばだいたい暑いですし、寒くなるといえばだいたい寒くなります。
そう、気温については、だいたい当たるのです。
下のグラフの赤色が気温の成績ですが、
最近の気温のは平均して1.5℃程度の差です。
体感で1.5度の差が分かるでしょうか?
だいたい許容されるレベルだと思います。
天気予報の現象として雨は外れやすい!
気温は当てやすい!
ということになります。
理由は、雨がごく小さい規模の現象(ゲリラ豪雨とか小さな雨雲とか)に左右されるためです。
気温は広範囲に広がる高気圧の影響などを受けるためそこまで大きくは外れません。(その代わり0.1℃単位で精密に予想は出来ませんが)
それが、当たりやすさの差になります。
1時間ごとの天気は当てになるのか
ここまでは、読んでもらえればわかると思います。
天気予報で
雨は当たりにくい。
気温は当たりやすい。
では、1時間ごと天気はどうでしょう?
目先数時間なら当たるかもしれません。
しかし、半日程度さきになると・・・。
もし、1時間ごと天気を信じている人がいたらそこまで信じないでと言いたいです。
あまり期待しても外れた時がショックですから。
天気予報アプリでは、わかりやすくするために1時間ごとの天気を掲載しています。
ただ、アプリはわかりやすさ優先でやっている鵜部分があるので、鵜吞みにしないでください。
1時間ごと雨量は当てになるのか
はい、同じですね。
ただ、某天気アプリでは掲載されています。
1時間ごとの天気はあまり当たらない。
精度は高くない。
では、雨量は・・・・当然、あてになりません。
あくまで参考にして下さい。
また、雨量については、尚更当たりにくいものです。
最近は合併で市町村も大きくなりました。
面積が大きくなればなるほど、市町村内での雨量の差が大きくなります。
市内の西側と東側、雨の量が違うなんてことはザラです。
雨量は1㎞違うだけでまったく違って感じることがあります。
特に夏のゲリラ豪雨と呼ばれる、積乱雲から降る雨は、前線違います。
なので、1時時間ごとの雨量は本当に、参考程度にしておくのがよいと思います。
10㎜の雨・・・と言われても、市以内のどこかで10㎜の雨なのであって、あたなの頭の上には1㎜かもしいれないし50㎜の大雨かもしれないので。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません