避難指示が出たら避難?避難の目安はハザードマップ

2021年8月27日

避難指示が出たら避難しなければならないのか?

最近では毎年のように大雨の災害が発生しています。

あなたは避難、したことがありますか?

「避難したことがない」という人の割合は結構多いです。

でも、実はあなたは既に避難しているんです

 

「○○市の〇万人に避難指示が出ています・・・」という情報

見たことありますか?

避難所に行くのはごく一部で、みんな避難していない・・・・という趣旨のミスリードを誘う記事をよく見ます。

確かに避難所に向かう必要がある人も多くいます。

ですが、「最初から安全な場所にいる人は避難所へ向かう必要はありません。

例えば、内閣府の避難行動判定フローを見ると

ハザードマップで色が塗られていない場合(リスクがない場合)に避難所に行くようには書かれていません。

もともと安全なんですから当然のことです。

ですが、この安全な場所にいることは既に「避難行動」にあたります。

なので、「あなたは既に避難している」

ということになります。

もちろん、危険な場所だったら避難は必要です。

 

ここで知っててほしいのは「避難所に行くだけが避難ではない」

ということです。

避難とは文字通り「難」を「避」けることです。

ハザードマップで確認した安全な知り合いの家に逃げることも立派な避難です。

ハザードマップで避難が必要か判断

避難が必要な場所にいるのか、安全な場所にあなたが住んでいるのか

それはハザードマップで確認できます。

ハザードマップは各地の自治体(市町村)が作っています。

定期的に配布していたりもしますがいざという時に見当たらない者です。

一番確認しやすいのは、「内閣府の重ねるハザードマップ」でしょう。

ハザードマップは、リスクごとに作成されています。

「洪水」で危ない所

「土砂災害」の危険がある所

「高潮」の危険がある所

「津波」の危険がある所

そういった様々なリスクを1画面で表示できるのが重ねるハザードマップです。

情報も内閣府の情報なので信頼出来る情報です。

重ねるハザードマップは災害種別を選択する

重ねるハザードマップは、災害リスクを重ねて表示できます。

でも、「何を重ねるか」を選択しなければ使えません。

パソコンで見たときも、スマートフォンで見た場合も、左側に災害を選択する画面があります。

ここで、表示させる災害を選択してから使いましょう。

表示させる災害ごとに凡例があるので載せておきます。

ハザードマップに色を付けるのは簡単ですが、凡例は以外と確認しづらいので。

どの色にしても、黄色→赤→紫と危険度に応じて色が変化していきます。

この色使いについては、気象警報などとある程度統一されています。

普段から慣れていても良いと思います。

気象警報の場合

黄色:注意報(警戒レベル2)

赤色:警報(警戒レベル3=高齢者等避難)

紫色:土砂災害警戒情報など(警戒レベル4=全員避難)

となっています。

これと同じ色使いになっています。

自治体のハザードマップを簡単に確認~わがまちハザードマップ~

ハザードマップは自治体が作成する情報です。

情報の大元を確認しようと思えば自治体のハザードマップを確認するのが一番です。

ですが、全国の自治体のHPは使い勝手もそれぞれ。

なかにはハザードマップが確認しづらい自治体もあるでしょう。

そんな時に役立つのが「わがまちハザードマップ」です。

管理しているのが内閣府なのでこちらも信頼出来るサイトです。

わがまちハザードマップの使い方は簡単です。

「地方選択」→「都道府県」の順番で選択するだけです。

その後、リンクを進めばハザードマップにたどり着きます。

ハザードマップは「洪水」「浸水」「津波」と災害ごとに用意されているので

全て確認してどんな災害のリスクがあるのか確認しましょう。

全てのリスクがない場合はそこは安全と判断できます(自己判断で危険な場合は除く)。

いざという時になってから確認するのではなく、何もない平時から確認しておきましょう。

 

 

防災情報

Posted by kaku