昨日は何度だった?昨日の気温と雨を1時間ごとに調べる方法|服装選びや洗濯にも
「昨日、朝は何度くらいだったっけ?」
玄関で上着を手に取りながら、ふと考えることはありませんか。天気予報が「最高気温は昨日より3℃低い」と言っていても、肝心の昨日が何度だったのか、案外おぼえていないものです。
洗濯物を外に干して出かけた日に、帰ってきたら少し湿っていた。あれは何時ごろの雨だったのだろう。ジョギング中に風が強かったけれど、実際は何メートルあったのだろう。終わった一日のことなのに、気になり出すと調べたくなるのが、昨日の天気です。
この記事では、
- 昨日の気温・雨・風を、1時間ごとに調べる手順
- グラフと表の読み方(「7時の雨」はいつ降った雨なのか)
- 最高気温が1時間ごとの表より高く出る理由
- 昨日の記憶を、今日の服装や洗濯に生かすコツ
を、実際の画面を見ながら順に紹介します。
昨日の天気は、地点を選ぶだけで調べられる
使うのは、過去の天気(昨日の天気)のページです。気象庁の観測データをもとに、全国の気象台とアメダスの値を、1時間ごとの表とグラフで見られるようにしました。登録は要りません。
1. 地域と地点を選ぶ
ページの上の欄で、地域と地点を選びます。
種類は「時間ごと」のまま、地域と地点を選びます
- 「種類」は時間ごとのまま
- 「地域」で都道府県を選ぶ(北海道は地方ごと)
- 「地点」で近くの観測所を選ぶ
- 「表示する」を押す
日付を変えなければ、昨日のページが開きます。よく見る地点は、ブックマークしておくと毎日すぐに開けます。
主な都市の昨日のページはこちらです。
2. まずはグラフで一日をながめる
ここからは例として、東京の2026年10月30日を見ていきます。ページを開くと、最初に一日の移り変わりのグラフが出ます。
2026年10月30日の東京。出典:気象庁「過去の気象データ検索」の観測データをもとにしたグラフ
上から順に、天気、日照、気温、雨、風が同じ時刻でそろっています。この日は、早朝に雨の絵があり、7時に気温がいちばん下がって11.7℃。日が差した昼すぎに18℃台まで上がり、夜は14℃台まで下がりました。
数字を一つずつ読まなくても、「朝は寒くて、昼はそこそこ。傘が要ったのは朝だけ」と、一日の流れがつかめます。
3. 平年とくらべて「暑かったのか」を知る
グラフの下には、その日の気温を平年とくらべる温度計があります。
黒い線が平年値。平年値は1991〜2020年の平均です
東京のこの日は、最高19.3℃(平年より0.4℃低い)、最低11.7℃(平年より0.2℃低い)で、どちらも平年並みでした。「今年は寒い気がする」という感覚が本当かどうか、ここで確かめられます。
1時間ごとの表の読み方
さらにくわしく見たいときは、1時間ごとの表です。同じ東京の日の表で、見るところを2つ紹介します。
赤の枠が7時、橙の枠が15時の行です
「7時の雨」は、6時から7時に降った雨
赤い枠の7時の行を見ると、降水量は1.0mm。ここで迷いやすいのが、この雨がいつ降ったのかです。
雨と日照は、その時刻までの1時間のぶんです
降水量と日照は、その時刻までの1時間のぶんです。一方、気温・風・湿度は、その時刻の値です。「洗濯物が濡れたのは何時ごろか」を探すときは、雨の欄の時刻を1時間さかのぼって考えると、ぴったり合います。
「–」と「0.0」は意味がちがう
降水量の欄には、「–」と「0.0」の2種類があります。
- —:雨は観測されなかった
- 0.0:雨はあったが、0.5mmに足りなかった
「雨は0mmのはずなのに、少しぱらついた気がする」という日は、0.0の欄を見てみてください。雨量計は0.5mmずつ数えるので、ごく弱い雨は量として残りません。表の「0.0」が、そのわずかな雨の跡です。記号の意味は、気象庁の値欄の記号の説明で確かめられます。
表の最高気温より、その日の最高気温のほうが高いのはなぜ?
橙の枠の15時は18.5℃で、表の中ではこれがいちばん高い値です。それなのに、この日の最高気温は19.3℃。0.8℃の差があります。
間違いではありません。表は「ちょうど○時」の値を並べたもので、その日の最高気温は、時刻の区切りに関係なく、一日のうちでいちばん高くなった値だからです。この日も、毎時ちょうどの間のどこかで19.3℃まで上がったわけです。最低気温も同じように、表より低いことがあります。
天気の欄が空いている時間があるのは?
天気の絵は、すべての時刻には並ばないことがあります。東京のこの日は3時間ごとでした。地点によっては1時間ごとに出ます。また、アメダスだけの地点では天気そのものを観測していないので、天気の欄が出ません。天気も知りたいときは、近くの気象台を選んでみてください。
この天気の欄には、晴れや雨だけでなく、霧なども気象庁の観測のとおりに出ます。
昨日までの1週間を見ると、体感の理由が分かる
ページを下へ進むと、昨日までの1週間の表があります。
日付を押すと、その日の1時間ごとの天気に変わります
この東京の1週間は、なかなか忙しいものでした。10月25日に27.7℃まで上がったかと思うと、翌日は雨で20.3℃。29日には16.8℃まで下がっています。最高気温の差は、1週間の中で10℃以上。「体がついていかない」と感じたなら、それは気のせいではなかったのです。
月をまたいで見たいときは、ページの上の「種類」を変えると、日ごと・月ごと・年ごとの表も見られます。
昨日の日本全体も、地図で見られる
自分の町だけでなく、昨日の日本全体がどんな一日だったのかも気になりますよね。過去の天気の入口には、昨日の日本の地図があります。
2026年10月30日の全国の地図。点を押すと、その地点の1時間ごとのページへ進みます
地図の下には、全国ランキングもあります。
全国の気象台など約160地点の順位です
この日は、南鳥島と石垣島が最高30.1℃、北海道の北見枝幸が最低2.6℃。同じ日に27℃以上の差がありました。雨は秋田の82.5mmがいちばん多く、日本の広さをあらためて感じます。
昨日の天気を、今日の暮らしに生かす
昨日の値がいちばん役に立つのは、今日の予報と並べたときです。
- 服装:昨日の同じ時刻の気温を見て、着ていて暑かった・寒かったことを思い出す。予報の「昨日より○℃高い」が、自分の体の感覚で分かります
- 洗濯:湿度と日照の欄で、昨日の乾き具合をふり返る
- 記録:畑やベランダの植物、釣り、ランニングの記録に、その日の天気を添える
- 話のたね:「昨日の雨、すごかったね」を、実際の数字で確かめる
今日のこと、もっと昔のことを調べるときは
昨日のページは、前の日までの観測をまとめたものです。知りたい日によって、見るページを変えてみてください。
- 今日の気温 → 今日の気温
- 去年や何十年も前の天気 → 過去の天気を調べる方法
- 気温の調べ方をもっと → 様々な気温に関するデータの調べ方
- 誕生日や記念日の天気 → あの日の天気
- これからの天気 → 2週間天気(数値予報モデルの計算です。お出かけの判断は気象庁の最新の予報で)
まとめ:昨日は、いちばん身近な天気の記録
- 昨日の気温・雨・風は → 過去の天気(昨日の天気)で地点を選ぶだけ
- 雨と日照はその時刻までの1時間ぶん、気温と風はその時刻の値
- 「–」は雨なし、「0.0」は0.5mmに足りない雨
- 一日の最高気温は、表の毎時の値より高いことがある
- 1週間の表と平年との差を見ると、体感の理由が分かる
終わった一日の天気を調べても、昨日は変わりません。でも、「昨日の朝は11℃台で、あの上着でちょうどよかった」と分かれば、今朝の一枚は迷わず選べます。明日の自分のために、昨日をちょっとのぞいてみてください。
出典:気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」の観測データをもとに、表とグラフの形を変えて載せています。この記事の画面と数字は2026年10月31日に確認したものです。
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