2週間天気予報が始まりました。2週間天気図の確認方法と一緒に見る方法を紹介
2週間先の天気予報と天気図のニーズが高い
先の予定を立てるときや、台風の動向をみるときに、最近では2週間先まで見ることができるようになりました。
次に紹介しますが、ニーズがあるので気象協会(TENKI.JP)では2週間天気予報を開始しました。
ただ、2週間先までの天気図はなかなか配信していません。
総合的に考えて、精度が高く、先までの予想が見れる1番の天気図はアメリカのGFSです。
そして、それを見ることが出来るのは
16日天気図のページになります。
2週間だけでなく+2日の16日です。
12時間積算の降水量を天気図に描画しています。
雨の範囲が広めに出ますので見かたにはコツが必要です。
「色が付いている所は、半日のうち雨が降る」というイメージで見ましょう!
そして、16日先となると、精度が下がるので複数のイニシャルを見るなど工夫してみてください。
TENKI.JPで2週間天気予報が始まりました
これまで10日天気予報として発表していたTENKI.JP(気象協会)ですが、2020年12月から2週間天気予報となりました。
14日先までの予想ですね。
国内の予報で、2週間先までの天気予報がみたい方は、2週間天気予報(TENKI.JP)と16日天気予報(ウェザーマップ)2つの選択肢ができたことになります。
週間天気予報について、近年、予報期間がのびているのでちょっとまとめてみました。
会社名 | 予報期間 |
気象庁週間天気予報 | 天気は1週間 ( 気温は2週間) |
気象協会(TENKI.JP) | 2週間(2週間天気予報) |
Yahoo天気 | 1週間 |
ウェザーマップ | 16日天気予報 |
ウェザーニューズ | 10日間 |
1ヶ月予報というものがありますが、1ヶ月予報は1ヶ月平均の予報で、1日1日の天気は分かります。
なので、この表では除外しています。
Yahoo!天気の場合、予報は基本的にウェザマップからの提供となっています。
ウェザーマップからの提供なら16日も可能だと思いますが今のところ1週間の天気予報となっています。
日本の天気予報の元データは10日間ある
天気予報は当てずっぽうでするわけにはいきません。
必ずもとになる気象データがあり、そこから作られる天気図があります。
日本の場合、気象庁がそれを作成しています。
2021年現在、気象庁の天気予報の元データ、数値予報データは10日分作成されています。
気象庁の数値予報データのページを見ると、全球モデル(GSM)と全球アンサンブル
予報システム(ENS)という数値予報モデルの両方が10日間作成されています。
この2つの違いは、解像度の細かさにあります。
全球モデル(GSM)が20㎞格子であるのに対して
全球アンサンブル予報システム(ENS)は40㎞格子です。
予報として出すことは可能だか、少々格子が大きく細やかな予報が好まれる最近の需要とはマッチしません。
それでも、予報精度を考えれば、私としては18日天気予報を発表するのはありだと思うのですが。
国内の天気予報は最大で18日、短くても10日予想する準備は出来ているということです。
そのため、気象協会(TENKI.JP)やウェザーニューズは10日天気予報を発表している(気象協会は2週間天気予報になりましたが)訳です。
あとは、気象会社がその気になれば18日間天気予報を発表できるわけです。
2週間天気予報をするための天気図はアメリカのGFSも使える
日本の数値予報モデルより先を進んでいる、精度の高い天気予報が3つあります。
①ヨーロッパ中長期予報センターECMWF
②イギリスの気象局
③アメリカのGFS
この3つのうち①のECMWFは言わずもがな、有名かと思います。
精度が高く世界一と呼ばれる数値予報モデルです。
しかし、ECMWFの場合10日間しか予想データがありません。
この中で最長の予報気象なのがアメリカのGFSです。
GFSは、アメリカの大気海洋局が作成し使用している数値予報モデルです。
ECMWFほどではありませんが、日本の天気予報の先を進んでおり世界最高峰の数値予報モデルの一つです。
その、GFSのデータを見られるページが
2週間天気図のページです。
NOAAが本家のサイトとなりますが、日本付近のデータはだいぶ見やすくなっていると思います。
2週間天気図のページを使えば、16日先の天気予報が発表されていない期間の予想資料も見ることができます。
2週間と言いながら、16日先まであるので非常に重宝しています。
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