風速15m(メートル)とはどれぐらいの風?影響は?
風速〇m(メートル)って聞いたことあります?
それってどれぐらいの風?
ここでは風速15m(メートル)について、その体感と影響をお伝えします。
風速の意味からわかる風速15m/s
風速とは、風の速さです。
風速15mは正確には風速15m/s(15メートル毎秒)。
1秒で風(空気)が15m進むという意味です。(時速で言うと時速54km/hです)
人の歩く速さは秒速1.25mなのでおよそその12倍。
車の窓から手を出したときに感じるぐらいの風です。
危ないから手は出さないでね(笑)
オープンカーで感じる風と言えばいいですか?
バイクに乗っているときの風とも言えるでしょう。
たまにに被害が出る風速です。
15m/sであればほとんどの都道府県で注意報が発生されます。
気象用語では「強い」と分類される風です。
でも体感すると「風がかなり強い!」と感じるでしょう。
普通に生活していれば、15m/sは台風や強い冬型の気圧配置などでなければ発生しません。
海が近いとか、標高が高い所とか特別な所であればしばしば15m/sの風が吹くこともあるでしょう。
生活にはかなり影響のあるレベルの風です。
気象観測で風速15m/sというと、10分間の平均した風速が15m/sという意味になります。
言い換えると平均風速です。
風には「息がある」と言います。
風は強弱を繰り返します。
その10分間の平均が15m/sということです。
平均風速15m/sといった場合
『30m/s~8m/sの風が吹き続け、平均したら15m/sとなる』
経験的に、最大瞬間風速は平均風速の1.5倍~2倍は吹くといわれています。
この2倍という数字を突風率といいます。
突風率や平均時間が10分であることは気象庁のHP(風向と風速)に書かれています。
最大瞬間風速15m/sと値は同じですが、平均15m/sのほうが一時的な風の強さが大きく、影響も大きくなります。
老朽化した家など普段風が吹いていない所では、被害も起きるでしょう。
通常、家の一部(弱い場所)が壊れるというぐらいで災害レベルではありません。
風速15m/sの体感
『15m/sは、自動車やバイクのスピード』と紹介しました。
だから、体感としては『自動車(オープンカー)やバイクに乗ったときに感じる風』
というのが答えになります。
でも、バイクに乗ると、操作に意識が向かいます。
信号でもよく止まります。
風の事はあまり分かりません。
そこで、別の例えをいくつかします。
ビューフォート風力階級によると
有名な「ビューフォート風力階級」によると風力7(13.9m/s~17.1m/s)に該当します。
強風と呼ばれる風速です。
疾風怒濤の疾風は風力5(8.0m/s~10.7m/s)を表してるんです!
陸上であれば「大きな木の全体が揺れ、風に向かって歩きにくい」
海上であれば「波頭が砕けて白い泡が風に吹き流される」
となっています。
なんとなく感覚つかめました?
実際、アメダスの風をみると、風速15m/sの風なら
ビルの風切音「ウゥ~」と風切音がするし、自転車は倒れるしいかにも強風といった感じになります。
風速の観測は局地性が強いのでアメダス地点によって違いはあると思いますが。
近くのアメダスで風速15m/sぐらいの日を思い出すと強い冬型か台風の日ぐらいしか思い出せません。
私は風速15m/sになれば外出時はカッパを着用します。
もちろん、雨靴です。
どうしても傘をさすなら、強風対応の傘ですね。
バイクに乗って傘をさすことを想像したら結果はわかりますよね(逆にわからない?)。
旗はしまいましょう。飛ばされます。危ないです。
煙は真横に近いぐらいの角度で上がります。
体感で「非常に強い」と感じるでしょう。
会話で「今日の風すごかったね」「怖かったね」という日は風速が15m/s以上の日です。
気象用語で「強い風」とは15m/s以上の風を指します。
「非常に強い風」が20m/sです。
しかし、一般的に15m/sの風で既に非常に強いと感じます。
NHKニュースの天気では「〇〇の風強く」と放送されることがあります。
それが、この15m/s以上の風(20m/s未満)という意味です。
風速15m/sの影響
風速15m/sでは電車、船の運航はどうにか運行してくれます。
航空機は風の影響を受けやすく、運悪く滑走路に真横の風なら影響欠航もありえます。
航空機には横風の運行制限があるので。
が、大抵の場合、多少時間を前後させても風の弱まるタイミングを見計らって出発します。
経験上、欠航は少ないです。
欠航すると航空機会社の損失も大きいので。
ただ、着陸が出来ない可能性もあるため条件付きとなったりもします。
これは、風向きがあくまでも滑走路に対して横風だった場合です。
滑走路に平行な風なら問題ありません。
空港の滑走路は良く吹く風向に平行に作ってあります。
強風が横から吹くことはまれになるように設計されているんです。
なので欠航はしにくいのですが
進路によって横風吹くこともあります。
結果、欠航になりやすくなります。
災害が発生するほどでもありませんが、生活やレジャーにはかなり影響するのでまとめてみました。
また、風の予想は気象庁HPやwindyで確認できるので、下の影響を参考に計画を立てましょう。
風速15m/sの洗濯物
洗濯物は風速に比例して乾きますが
15m/sなら外干しは諦めてましょう。
風速15m/sでの帽子
これも飛ばされしまいます。あきらめましょう。
時速54㎞でビューンと飛ばされます。
風速15m/sのキャンプ
平均風速15m/sの場合、最初に書いた通り瞬間風速は倍になることがあります。
テントは使用できません。
コテージを使う場合も外の焚火は難しいです。
仮にキャンプにいってもキャンプらしいことはあまりできません。
風速15m/sのゴルフ
15m/sの風でもプレイは可能です。
嵐でもプレイする人がいますので。
しかし、可能と快適は違います。
風の計算は必要です。
ゴルフ場は建物が少ない広場です。
街中より風は強く感じるので、天気予報の風速よりは
強くい風が吹きやすくなっています。
ヘッドスピードや角度によって飛距離への影響は違いますが
向かい風(アゲインスト)だと30~40ヤード飛距離が短くなります。
追い風(フォロー)では30~40ヤード飛距離が伸びるので
クラブを4つ程度上げるぐらいでしょうか。
風の影響を抑えるために低めの球を打つ
いわゆるパンチショットが無難でしょう。
これぐらいの風になると、そうそう止みやしないので
風を楽しむ工夫が必要です。
風速15m/sの海上
陸上とは違い、海上は風が吹きやすいです。
抵抗となる物がないので。
海上で15m/sもしばしばある風です。
レジャーでカヌーや手漕ぎボートがありますが、危険なので中止しましょう。
波も立つぐらいの強風です。内海でも1.5mぐらいの波が立つ可能性があります。
湾の特性によりますが。
参考(Bretschneider(1970)に基づく風浪推算の図)
小さな船なら欠航する風速でしょうが大きな船なら運行するでしょう。
風速15m/sのテニス
硬球であっても風速15m/sは影響が大きい風速です。
どこで風速15m/sなのか が重要で
天気予報の「県内の一番吹いている所で風速15m/s」
ならプレイできる可能性はあります。
しかし、「コート内の平均風速が風速15m/s」おそらく中止されるでしょう。
たいてい、コートは客席等が風を遮るつくりになっています。
だからコート内は若干風が弱まります。
そのコート内で平均風速が15m/sの風ならコート外では20m/sぐらいの風で
暴風警報です。
外出禁止れべるですね。
どこで風速15m/sなのかによって中止があり得るということです。
仮にその強風のなかプレイすると
風下側なら「普段なら絶対アウトだよね?」ってぐらいの強さで打ってちょうど良いぐらい。
全力で強打しましょう。
風を逆手にとってドロップショットを狙うと、普段では考えられないぐらい球が止まるでしょう。
アングルもコントロール出来たら、相手コート内で風によって押し戻され
強力なショットになります。
ただ、コントロールはかなり難しいですが。
風上側なら、風の向きに合わせて打つと威力が上がりますが
これも、コントロールが難しくなります。
普段より球がのびることを意識しましょう。
風上・風下問わずロブは変化が大きくなります。
強打はかなりしにくいでしょうが、アウトの可能性もかなり高まります。
サーブのトスは絶対低めにして風の影響を抑えましょう。
軟式テニスだと中止ですね。
風向15m/sの釣り
危険です。
波にさらわれる可能性もありますし
風にあおられる可能性もあります。
風速15m/sは年に何度も吹く風ではありません。
今回は見合わせ、次の機会にしましょう。
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