1ミリ(1mm)の雨の強さってどれぐらい?傘はいるの?

2022年7月23日

雨の強さイメージ

 

1ミリ(1mm)の雨ってよく聞くけど

最近の天気予報アプリでは1mmの雨・・・など降水量を予想してくれるアプリがたくさんあります。

windyやウェザーニューズの予想は有名でしょうし、雨雲の動き今後の雨でも雨の量を予想してくれます。

でも、1ミリの雨って言われてもイマイチ雨の強さがピンと来ませんよね?

それほど強くないということは分かると思います。

でも、傘はいるの?靴は雨靴にするの?

外で行事やイベントがあるんだけど?

などなど。

1つ1つ確認してみましょう。

雨の単位はミリ(mm)

雨の量の単位はミリ(mm)で表されます。

ミリは長さの単位ですよね。

じゃあ、なんの長さ?

答えは簡単。

雨を容器に貯めたときの深さが何ミリなのか

これが雨の量の単位の正体です。

雨量や降水量と呼ばれていますが、その量ではなく容器に溜まったときの深さ(底からの長さ)を測ってます

1ミリだと少なすぎて絵にしにくいですが、例えば50ミリの雨だと下の図のようになります。

50㎜の雨のイメージ

雨を貯める容器は円柱や四角柱のように、深さによって広さが変わらない容器にしましょう。

今では転倒マス型の雨量計が使われていますが、昔は貯水型の雨量計が使われていました。

定義の通り、深さで雨量を測るタイプでした。

降水量の「ミリ」というのは溜まった雨の深さだということがわかります。

1時間雨量1(mm/h)であれば1時間に1ミリの深さまでたまる雨。

24時間雨量1(mm)であれば24時間に1ミリの深さまでたまる雨。

24時間で1mmの深さまでたまる雨ということになります。

 

1ミリの雨の強さ

今ではアメダスで0.5mmごとに雨を観測できますが、15年ぐらい前は1mmがアメダスの降水量では最小の単位でした。

では、1mmの雨は弱いの?というとそうでもありません。

簡単な目安として一般的に言われていることをお伝えします。

1時間あたあり1ミリ(1mm/h)の雨についての目安です。

・傘は必要と感じる人が多い

・びしょ濡れというほどではが、服は多少濡れる

・雨靴までは必要ない

・サッカーなど少しぐらい濡れても大丈夫な状況であればスポーツは可能

・アスファルト(道路)がしっかり湿る

・アスファルトに小さな水玉ができることもある

・車のワイパーは弱

 

これらが、一般的に言われていることはこのような内容です。

まとめてみると、1ミリ(mm)の雨は、時間1ミリや1mm/hの雨と言われ、傘がギリギリ必要になる雨です。そして、道路がしっかりと湿りアスファルトに水たまりができるぐらいということになります。イベント等を取りやめにするほどの雨ではありません。ただ、後半でも記述しますが、5分や10分といった短い時間に1ミリの雨が降る場合と、1時間かけて1ミリ降る雨では印象がまったく違います。

気象庁の雨の強さの定義で1mmの雨は?

日本の天気の取りまとめ、気象庁ではどのように1mmの雨についてどう書かれているのでしょう。

雨の強さについては予報用語で定められていますが、10mm/h以上の雨でなければ強さの定義がありません。すなわち弱い雨ということです。1mm/hなので当然ですね。

雨の強さと振り方という気象庁のリーフレットでも同じです。10mm/h以上の雨でなければ記載はありません。やはり、弱い雨であることがわかります。

しかし、降水確率については、1mm以上の雨の降る確率と定義されています。

気象庁の用語や運用の定義は一般のアンケート結果が反映されていて、しばしば変更されます。

そのなかで、雨は1mm以上の雨と定義されたまま変わっていません。

言い換えれば「雨らしい雨」「一般の人が雨が降ったと感じる量」が1mmの雨と考えられます。

 

1mm/hの雨といっても時間によって感じ方は違う

1時間に1mmの雨といっても降る時間によって感じ方は違います

え!?1時間じゃないの(゚д゚)?

そう、1時間に1mmといっても

「1時間だらだら降って1mmの雨」「3分で1mm降って1mmの雨」

では感じ方が違います。

「1時間だらだら降って1mmの雨」だったら霧雨のように感じるでしょう。シトシトとした雨です。

逆に「3分で1mm降って1mmの雨」だと少し強めの雨と感じるでしょう。

夏の夕立でザーッと降って2〜3分で止む場合、意外と雨量は少ないことがあります。

まぁまぁ降ったなぁ・・・と感じても時間が短いと1mmぐらいしかアメダスでは雨量を観測していないこともあります。

雨雲レーダーと1ミリの雨

上の図は雨雲レーダーと10分間雨量の図です。

気象庁のHPの雨雲の動きと、とある日の画像です。

「降水強度」で0〜1ミリや1〜5ミリといった強度があります。

例えば1〜5ミリなら1時間ずっと降った場合1〜5ミリの雨になるという意味です。

なので、20〜30ミリの黄色い雨域がかかってもすぐには雨量は増えません。

雨雲レーダーは5分に1回の更新です。1時間に12回の更新です。

10〜20ミリの雨(青色)が1回(5分)かかって1ミリの雨となる計算です。

でもこの青い雨の領域、実際にそのしたにいると結構しっかりとした雨に感じ、傘をさしたくなります。

でも、時間は短く結局雨は1ミリ。

アメダスではそういう結果になります。

庭にバケツなど水がたまるものを置いている場合は確認してみてください。

「少し強いんはぁ・・・」と感じるぐらいの雨では、2〜3分ではほとんど水は貯まりませんので。

同じ1mmの雨でも、時間が短いほど人の感覚では強く感じます。

興味があれば、ペットボトル雨量計(神戸地方気象台)などを参考に雨量計を自作しても面白いと思います。雨の振り方のイメージがつかめてくると思います。

1ミリの雨でできること、できないこと

外での予定をたてたけど、1ミリの雨の予想・・・。

こんなことはできるの?

そもそも1ミリの雨か2ミリの雨かなんて当てるような予報の精度は、今の天気予報ではありませんが、予想があたったとして、どんなことができるのかまとめてみました。

サッカーなど外のスポーツ

屋外のスポーツは汚れることが前提です。

サッカー、野球、テニス、ゴルフ、ラグビー、フィッシング。

1ミリの雨というのが本当であれば中止にする必要はないでしょう。

降る時間の予想に併せて、雨雲レーダーを参考にしながら行えばよいでしょう。

少し強めの雨雲であれば一時的に中断して、また雨が止んでから再開すればOKです。

屋外イベント

最近では人の集まるイベントが減っていますが、イベントが無いわけではありません。

屋外イベントは1ミリの雨で中止にする必要があるでしょうか?

イベントの内容にもよりますが、よほど雨に濡れてはいけない内容でなければ中止の必要は無いと思います。屋外スポーツと同じように、雨雲レーダーを参考にしながらすればOKです。