雷はどこに落ちた?昨日や今日落ちた落雷を調べる3つの方法

2021年9月3日

落雷の場所を調べる方法はいくつかあります。昨日やそれより昔の落雷の場所や「落雷の場所を調べる方法」で紹介しています。また、今後の雷の予想については「雷の予想を調べる方法」で紹介しています。

今回は今日落ちた雷の場所と時間について紹介していきます。

後半では、気象庁の雷観測(フランクリンジャパン・雷ブラリや気象協会も出本は同じ)では分からない雷観測も紹介します。

気象庁の雷のレーダが最もスタンダード

今日発生した雷の中で、最もポピュラーな方法が、気象庁の「雨雲の動き」の中で落雷の履歴を調べるというやり方です。

基本は雨雲を見るためのツールですが、下の選択の中から雷のマークを選択すると見ることができます。これは、気象庁のLIDENと呼ばれる雷監視システムのデータを表示しています。

詳しくは気象庁のHPの雷監視システム(LIDEN)に記載されていますが、全国に30カ所配置された観測点で、雷から放射された電磁波をアンテナで受信して、その受信時刻から計算して落雷の発生した位置を掲載します。

雷は大きな電気を放出するので、少々離れていても電磁波の乱れは受信できます。AMラジオを聴いていると雷が落ちたときは「バリバリ」っという音が聞こえます。あの音も雷を受信している音です。

ラジオで受信できるぐらいなのでそれほど大きくない設備でも受信することは出来るため、案外小型の設備で雷を観測しています。

LIDEN(受信局)
LIDEN(受信局)気象庁HPより

LIDENの受信データは、気象庁HPだと6時間程度しか見ることができませんが、過去の落雷情報だと12時間ごとに、半年以上前のデータも見ることができます

過去の雷データ検索の例
過去の雷データ検索の例

半年以上昔の落雷情報が見られるのはこのページだけだなの使ってみてください。

オススメの過去の落雷情報

Yahoo天気やウェザーニューズ、雷ブラリなど雷の位置を教えてくれるサービスは多数ありますが、基本は気象庁の観測した雷の情報なので、どのページで見ても位置は同じとなります

 

関東(東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、茨城、福島、静岡、山梨)の落雷情報

前に紹介した気象庁の雷観測と別の雷観測が2種類あります。その1つが電力会社の雷観測です。電力会社も雷の情報を落雷情報としてインターネットで公開しています。電力会社の雷監視システムは気象庁の雷監視システムとは別なので気象庁がとらえていない雷も電力会社では観測しているということも多々あります。

東電の雷観測のページの場合は関東圏だけになりますが、1週間前まのでの雷観測を見ることができます。

こちらのページも雨雲と雷を重ねて見ることが出来て非常に便利です。

その他、電力会社の雷観測の紹介

東北電力の雷観測は青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、新潟の落雷情報が確認できます。東電と一緒で1週間前までの雷の位置を確認できます。

北陸電力の雷観測は12時間しか過去の雷データが検索出来ません。そのかわり24時間先までの雷の予想を見ることができます。予想の提供は日本気象となっています。

中部電力の雷の観測は愛知、静岡、三重、岐阜、長野の落雷の履歴を見ることができます。時間は1時間しか遡ることはできませんが、気象庁以外の落雷情報としては貴重でし。

関西電力の落雷情報は6時間前まで見ることができます。長い時間過去に遡ることはできませんが、滋賀、三重、岐阜、和歌山、大阪、京都、奈良、兵庫の落雷情報が確認できます。

中国電力の雷観測の場合は3時間前までしか遡る事はできません。山口、島根、鳥取、広島、岡山の落雷情報が確認できます。四国や兵庫の一部の雷も分かります。

九州電力の落雷情報は、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、鹿児島、宮崎、山口の落雷情報が確認できます。広島、愛媛、高知の一部も確認はできます。

こうしてみると、電力会社の雷観測で見ることができないのは北海道と沖縄ぐらいでしょうか。

世界中の雷の位置を調べる

3つ目の方法は、2017年3月に湘南工科大学で導入が始まったシステムで世界中の雷の位置を調べる方法があります。1週間前まで可能なので、今日はもちろん、昨日までの雷の観測された位置を確認できます。「落雷位置標定システム(LLS)」で観測された雷は、最新のバージョンのBlitzortung.orgで確認できます。

blitzortung

よくあるマップ形式の表示なので直感的に使用ができると思います。

拡大や縮小も可能です。

旧バージョンのLightningMaps.orgでは1週間前までの雷の位置を確認できます。

lightningMaps
lightningMaps

日本の雷は気象庁の観測網の方が密でしょうが、気象庁の観測網に引っかからない雷がこちらのLightnigMapsで表示されることもあります。どうしても気になる雷があるなら使用してみてはいかがでしょうか。

また、世界中の雷が即座に分かるので、海外にメールをしたりするときに「そっちで今雷がなってる?」なんてやり取りもできますね。

ピカッと光ってから音がするまでの時間で距離を計っておく

昔から「ピカッと光ってから3秒以内に音がすれば1㎞以内」と言われています。

細かくは「雷の距離と時間の関係」にまとめていますが、雷の音(音全般)は1秒当たり340m進みます。それを使って、予めどれぐらいの距離の所に雷が落ちたのかを覚えておくと、上で紹介したインターネットを使った落雷の位置と照らし合わせることができます。

「10秒だったから家から3㎞・・・・この雷だね!」

とう風に根拠がハッキリするので信頼性が高まります。