ピンポイントの天気予報は絶対に当たらないから雨雲レーダを見てください。雨雲レーダーは最高の天気予報です。
ピンポイント天気予報、あと5分で雨が降ります!
back to the future でそんなシーンがあったことを覚えているのは・・・覚えていないですかね?。
今いるところの天気、ポイントで知りたい!
天気予報最大のニーズだと思います。
あなたの市町村の1時間ごとの天気予報は外れる
ピンポイント天気予報の先駆けと言えばウェザーニューズでしょうか。
1時間ごと、有料サービスでは5分ごとの天気が表になって出てきます。
他のサイトやアプリでも最近ではみられるサービスです。
まぁ、分かりやすいですよね?
そう、分かりやすいです。
だけど、これが落とし穴。
分かりやすすぎて、そのまま信じてしまいませんか?
上の表を見たら
「あぁ、22時から2㎜の雨が降るんだ」
と、思いませんか?
思いますよね?
だって、そう書いてますから。
気温も0.1℃刻みで書いてますよね?
そんなの当たるわけがありません。
今の科学技術の限界のはるか先をいく精度です。
カーナビに到着予定時刻ってありますよね?
1㎜単位の雨の予想や0.1℃単位の予想は、カーナビの到着予定時間でいえば、秒単位で予想しているようなものです。
限界をはるかに超える細かな予想をしています。
統計をとれば、1日単位の雨の有無の予想でさえ80~85%の精度しかありません。
雨の有り無しさえ8割しか適中しないのに、1㎜単位の予想をしても当たるわけが無いんです。
欲しい形で情報は配信されますが、情報が正しくなければ不満はたまります。
また、仮に100%雨雲の動きが正確に把握できたとしてもピンポイント天気予報は当たりません。
え!?雨雲の動きが分かれば天気予報あたるでしょ?
いえいえ、問題は他にもあるんです。
同じ市でも、天気は違う!
雨雲の大きさ、皆さん意識することってありますか。
我々が雨雲として知ることができる、雨雲レーダでとらえることができる雨雲は250mからです。
本当に250mだとノイズ処理されたり、偽物と見分けがつかないかもしれませんので、実際のところ、数百メートルからでしょう。
大きい雨雲は、例えば台風をひとつの雨雲ととらえたら千キロぐらいです。
低気圧なら100㎞~200㎞ぐらでしょうか。
それぐらい大きい雨雲なら、同じ市内でも天気は一緒かもしれません。
しかし、夏のにわか雨など、10㎞程度の雨雲だと、同じ市内でも天気が変わってきます。
天気は自然、市町村の境目は人間の都合で作ったもの。
雨雲は人の作った境界線など、気にせずに移動します。
同じ市内でも天気がちがう・・・わりとあることなのです。
最近では、平成の大合併で市町村の大きさも大きくなってきました。
山手の気候と、海の気候、両方の気候をもつ市町村もあります。
そんな市町村の天気をひとくくりにしてピンポイント天気予報。
外れることがあるのは仕方がありません。
さらに詳しく、天気予報は当たらないけどよく当たるにまとめています。
1時間のうちに晴れたり雨が降ったり
1時は晴れ、2時は雨・・・・そううまく天気が変わるものでしょうか。
まぁ、変わりませんよね?
13:30からの雨は、13時からの雨ですか?14時からの雨ですか?
天気は自然、人間の都合で時間通りに変化してはくれません。
1時間でも、人によって初めの30分だけ外出する人もいれば、後半の30分に外出する人もいるでしょう。
途中からの雨だと、どちらかに不満が出てしまいます。
やはり、1時間ごとの天気表現では満足できないこともあるでしょう。
ピンポイント天気予報、6時間までなら自分で見よう
そこで、私からのオススメです。
これから先、数時間の天気予報は、天気予報を見ないことにしましょう。
目安は6時間から半日ですね。
12時間以内なら、雨雲の動きの予想を見ればいいんです。
詳しい人はみんな雨雲の動きのを見ています。
雨雲レーダーを見ています。
内容はどこの天気予報会社でも同じですが、気象会社であれば雨雲レーダーのデータは必ず見れます。
雨雲の動き(TENKI)https://tenki.jp/radar/rainmesh.html
今後の雨(気象庁)https://www.jma.go.jp/jp/kaikotan/index.html
雨雲の動き(Yahoo!)https://weather.yahoo.co.jp/weather/raincloud/
下の図は気象庁の雨雲レーダーの様子です。
スマートフォン対応の表示になっています。
どうですか?どれも、今後の雨雲の動きがピンポイントで解ります。操作も簡単ですよね?
△ボタンで先に進めたり、時間を戻したり。
うん、これでピンポイント天気予報ができる!
目標達成、パチパチパチパチ
やってみて気づくことですが、実は、どれも同じ予想ではありませんか?
他のサイトでも、このような予想はあると思うのですが、私が見ている限り、どれも気象庁の作成したプロダクトの表示を変えているだけのようです。
後は、表示の好み次第で、お好きなものを使っていけばよいと思います。特に、スマートフォンだと、表示にスキキライもあるでしょうから。
気象庁の雨雲の動き予想は長め!
今年、「雨雲の動き」の予想につて、気象庁は予想時間を長くしました。
以前は6時間だったので、サイトによっては未だにほとんどのサイトで6時間先までしか予想を出していません。
しかし、今は15時間先までの予想になっています!
うん、気象庁のサイト(今後の雨)に軍配が上がりそうですね。
ちなみに、紛らわしいネーミングで
「今後の雨」と「雨雲の動き」 予想には2種類あって、1時間以内なら
雨雲の動き(気象庁)https://www.jma.go.jp/jp/highresorad/index.html
1時間から15時間までなるのが
今後の雨(気象庁)https://www.jma.go.jp/jp/kaikotan/index.html
となっています。
ややこしいですね。
雨雲の動きってなんなん?
雨雲の動き、文字通りそうなのですが、これは簡単に以下のような手順で作られています。
①雨雲をレーダーで観測する
②どう動いているかを分析して雨雲を動かす
③発生してくる雨雲を考慮して、すこしづつ、先の時間になるにつれて予想の雨雲とMixしていく
といった感じです。
実際の雨雲の動きなので予想よりあたる!
予想も混ぜるので、今後発生する雨雲も表示されている!
という優れものなのです。
どうです、スマートフォン一つでピンポイント天気予報できそうではないでしょうか?
雨雲レーダにも当たらないときがあるので注意は必要
雨雲レーダは、とっても正確なのですが、たまに誤った観測があります。
嘘の雨ですね。
雨雲レーダが当たらないときの記事でも書いていますが、その観測方法の特性上どうしても間違った観測はあります。
リンクの記事で紹介しているのは①上空性のエコー(地上まで落ちない雨)②異常伝搬(誤ってレーダーが違う方向に反射して捉えた雨)③風車や山の葉っぱの誤観測と3つを紹介しています。
慣れていれば、レーダーの画像を動画にして「動きが早すぎるから上空性のエコーかなぁ」とか「同じところから動かないから風車かなぁ」とか、「衛星で雲もない所だから異常伝搬かなぁ」
とか、わかったりしますが、普通に見ているとわからないですよね?
一番、誰にでも出来る間違った雨雲対策は2つのレーダー(国土交通省のXバンドレーダーと気象庁レーダ)を見比べることです。
2つのレーダーは仕組みが違うので、両方で映っている雨雲なら信頼性も高いでしょう。
「雨雲レーダー当たってない?」と感じたらxバンドレーダーを見ればだいたいの場合、雨雲が写っていないので間違っていると分かります。
また、最近は気象庁レーダでアメダスの実測雨量と重ね合わせもできます。
雨雲レーダが当たっていないときは、雨雲があっても、雨量が上がりません。
この絵のように、雨雲があればその下の雨量計は雨を観測するはずです。
そういった確認さえすれば、レーダは一番正確に雨の状況を把握し、先の予想ができる方法です。
SWC天気予報にも雨雲の予想があるけど?
SWC天気(https://supercweather.com/)
でも、ピンポイントで予想できる画面があります。
こちらは、これまで紹介した「雨雲の動き」と少し違って、純粋にスーパーコンピュータの計算結果です。
スーパーコンピュータは計算を始める前に雨雲の位置も取り込んでいるのですが、計算後に発生する「実際にある雨雲」は表現されません。
なので、これから半日ぐらい先の予想をする場合のおすすめは「今後の雨(気象庁)https://www.jma.go.jp/jp/kaikotan/index.html」になります。
やっぱり大変だから天気をみようかなぁ・・・・
そう思うのも仕方がありません。
でも、どうせ見るなら一番当たる天気が良くないでしょうか?
天気予報はいろんな会社が発表しています。そして、それをランキングにして、どこの会社が一番当たる天気か調査してみました。
調査の結果は全国の天気予報ランキングに掲載していますので、ご確認してください。
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