だれでも独学で気象予報士になれる!令和の気象予報士になろう

2019年8月19日

 

気象予報士ってどんな資格?

気象予報士は国家資格です。

気象は雨によって恵みをもたらせます。

しかし、時に気象は大雨や大雪、台風による防風や高潮は災害によって人に牙をむきます。

自然災害です。

日本では気象庁がそういった災害から国民を守るための防災情報を発信します。

その、防災情報は現在、テレビやインターネットなど様々なメディアを介してい我々に届きます。

しかし気象庁によって気象庁から提供される数値予報資料は高度な、一般には理解が難しいデータも含まれます。

その、高度な気象情報を、国民のために、わかりやすく届けることが気象予報士の仕事です。

言い換えれば、気象庁と国民の橋渡しをするのが気象予報士の仕事です

やりがいのある仕事だと思いませんか?

天気予報は1993年に民間で発表することが許可されました。

天気予報の自由化とも呼ばれています。

しかし、だれでも自由に天気予報を発表していいわではありません。

天気予報をする場合、独自の予報を発表する場合には気象予報士の資格が必須になります。

逆に言えば、独自の天気予報を発表する民間の気象会社では気象予報士の資格が必要になります

法律の上では1名以上いればいいのですが、民間の気象会社では気象予報士のであることは

「最低限の知識を有している」とみなされます。

有名な業務として、独自の予報を発表するか否かにかかわらず、テレビ局では天気予報の解説に気象予報士の採用をしています。

それ以外にも、最近は気象情報がビジネスに必要な情報と捉えられ始めています。

気象情報はビジネスになる時代です。

気象情報をビジネスとする会社にとって気象予報士の需要がある時代になりつつあります。

物流や農業など、気象と密接に関係する仕事はたくさんありますが、そういった会社に向けて

気象庁は「気象ビジネス推進コンソーシアム」といって気象情報の有効利用を進めています。

国の主導によって、気象事業の利用が推進されている訳です。

そうでなくても、ビッグデータなど溢れんばかりの情報を利用してビジネスをする時代です。

不確定要素の多い気象という分野に対して専門の知識を持っている人材は必要とされるはずです。

その、気象に対し専門の知識を有していることを証明するのが気象予報士の資格です

気象予報士のやりがい

気象予報士の仕事は、採用されえる会社によって様々ですが、共通するのは気象に関する仕事が出来るということです。

私は、自然科学が好きで、自然科学にかかわることができる仕事はなんだろうと調べたことがあります。

世の中に「人にかかわる仕事」っはたくさんあります。

「工業、インターネットといった情報分野」に関わる仕事もたくさんあります。

しかし、自然科学に関係する仕事はなかなかありません。

大学で自然科学に関する専攻をする人は沢山いると思いますが、そのまま仕事にする人はかなり少ないですよね。

気象はもちろん自然です。

気象予報士は資格を生かせば、自然科学に関係する仕事につくことができます。

数少ない、自然科学の知識を活かすことのできる仕事の一つです。

数学科のように、就職先の少ない学部の人も取得して就職に活かせる資格です。

自然と関わる以外にも、「防災を通して人を守ることができる仕事」に就くこともできます。

気象災害の激甚化に伴い、人の命を守るための防災情報のニーズは増えています。

気象庁と国民の間にたって防災情報を届ける。

気象予報士にしかできない、人の命を守るやりがいのある仕事ができるのではないでしょうか

自然を相手にしながら、人のためになる仕事

私には理想的な仕事に感じます。

 

気象予報士はだれでもなれる!

また、気象予報士は国家資格の中で珍しく「どのような教育を受けたかを条件としません」

医師、薬剤師、教師、保育士、職に直結するような資格では学校教育で履修したことが条件である資格が多くあります。

しかし、気象予報士にはそのような制限が一切ありません。

知識さえあれば、だれでも受験し、合格することができるのが気象予報士です。

もちろん、試験を合格すればの話ですが

だれでもなれるのが気象予報士です。

気象学の勉強方法や具体的な気象学の入門講座を紹介していますので参考にしてください。

 

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気象予報士の試験はいつ?

気象予報士の試験は毎年2回です。

申し込み

 1回目  6月中旬 ~ 7月初め

 2回目 11月中旬 ~ 11月終わり

試験日

 1回目  8月下旬

 2回目 1月下旬

合格発表日

 1回目 10月上旬

 2回目 3月上旬

だいたいこれぐらいのスケジュールです。

正確なスケジュールについては気象業務支援センターのHPを見てください。

また、会場は、全国でか7所しかありません。

北海道、宮城、東京(2会場)、大阪、福岡、沖縄 の6か所です。

令和元年の場合だと

北海道 ⼤原法律公務員専⾨学校
宮城県 東北電⼦専⾨学校
東京① 東京⼤学 駒場キャンパス
東京② 成蹊⼤学
大阪 ⼤阪市⽴⼤学 杉本キャンパス
福岡 福岡商工会議所
沖縄 沖縄共済会館八汐荘

これも、気象業務支援センターのHPを見てください。

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気象予報士の試験内容は?

試験内容は学科試験(マークシート)と実技試験です。

学科試験も2つに分かれています。

学科試験は 一般知識 と 専門知識 の2つがある

一般知識は気象学の知識が問われます。

募集要項には

  • ⼤気の構造
  • ⼤気の熱⼒学
  • 降⽔過程
  • ⼤気における放射
  • ⼤気の⼒学
  • 気象現象
  • 気候の変動
  • 気象業務法その他の気象業務に関する法規

と書かれていますが、抽象的ですよね。

少し具体的な例を挙げると

      • レイリー散乱を理解できているか
      • ミー散乱を理解できるか
      • 地球の放射について理解しているか
      • 熱の輸送について理解できるか
      • 相当温位、温位、混合比について理解しているか
      • 断熱圧縮時の熱や水蒸気の相変化を理解しているか

などのことがマークシート方式で出題されます。

センター試験の地学をしているような感じです

相当温位のようにやや気象学的な知識も必要になりますが、専門のテキストさえこなせばそう難しくないと私は思っています。

難しいかどうかは、その人の初めから所有する知識に左右されますが

テキストをしっかりマスターすればかなりいい線は行けると思います。

私は気象予報士のテキストを2冊マスターしました。

マスターしたというのは、どの問題がでても解説できるレベルまで理解するということです。

たった2冊です。

難関と言われたりしますが、高校のセンター試験のためにいったい何冊のテキストを使ったかを思い出せば大した量ではありません。

(センター試験は教科数×5ぐらい?むむむむ。)

専門知識は気象の専門も問題です。

学科試験の専門知識となると、実際の気象関連業務に関係する内容が増えてきます。

一般問題=理論問題

だとすると

専門知識=現場の問題

と言ったところでしょうか。

いよいよ、天気図を使った問題も出てきます。

気象衛星や気象レーダーの問題も出てきます。

経験的な知識として身についていると、わかりやすい問題もありますが、未経験だと、それなりに勉強理解を深めなければ解けない問題も多いです。

ただ、これも、ただの試験です。

正直、テキストをちゃんと理解して、それを応用する技術さえあれば正解を導けるものばかりです

意地悪問題やひっかけ問題、どこから取り掛かれば良いのかわからない問題はありません。東京大学の理Ⅲの問題に比べれば可愛いものです。

実技試験は対策が必要

実技試験は、天気図を読んだり、防災事項についての知識を問われます。
特に、天気図については、基本をマスターしておけば拾える問題も多数あります。

テキストに加えて気象資料に慣れ親しむことは大切でしょう。

テキストの問題を参考に自分で天気図をみて、考えて、資料にアクセスして解析をするということをしておけば、実力もついてきます。

「気象予報士として現場に出るのことを目指すのであれば、当然のことを先に練習しておく」
と考えれば、実技対策は、いくらしても無駄ではありません。

なにより、自然科学が好きであれば、理解が深まっていく喜びを得ることができるでしょう。

実技問題の掲載された気象予報士試験のテキストを参考に、毎日の天気図を眺めて解析してください

私でよければ、質問にも答えます。

あなたのチャレンジを応援しています。

 

気象予報士試験の難易度は?

第一回の気象予報士試験は、18%の合格率でしたが、これまでのデータを平均すると、合格率は5.5%となっています。

それだけ聞くと非常に難しいような印象です。

ただ、他人と競わず自分と競いましょう。

問題は15門中11問の正解が合格の目安です

しっかりと勉強をしたら11問はそう難しくはないハードルでしょう。

特に、学科については1度合格すると1年間は試験が免除です。

1度学科に合格して2度目は実技に集中して合格したという話は良くある話です。

難易度については、その人の素養が大きく関係していると思います。

理系の大学である程度地球科学に近い分野なら基礎は簡単に理解できるでしょう。

数式に強いというだけで、既に素養があるといっていいでしょう。

高校でならう積分、微分が分かっているだけでもかなり違います。

分子量や気体の状態方程式のように高1の化学で習う内容も含まれますが

そこまで幅は広くないので、しっかりと学習すれば確実にゴールは近づくでしょう。

私の場合は、大学が理系だったので気象予報士の合格レベルになるまでに一般と専門は半年ぐらいで済んだと思います。

ただ、その間、テキストを3冊×4周はしたと思います。

実技は、若干抽象的な感じですが、これも半年くらいで(ギリギリ)合格レベルの実力はあったと思います。

 

気象予報士試験の独学勉強方法は?

 

気象予報士試験の独学の勉強方法については別ページにまとめています。

私のとった勉強方法です。難関といわれた気象予報士試験の試験ですが、正しく対策を取れば問題なくだれでも合格はできると思いますが、正しく努力するというのは案外難しいものです

努力の方向性を間違うと無駄な時間を過ごしてしまいますので、最初に正しい努力の方向を確認してください。

 

 

まだ、受験しようか、ちょっと知識はあるけど、どれぐらい通用するのか・・・と気になる人は1回過去問を見てもいいでしょう。

過去問を見るほどではないけど、どんな勉強をするの?という人は

私の気象予報士試験入門講座を見てください。図を入れながら初心者用に丁寧に説明をしてみました。

気軽に見て、知識も増やせると思います。もちろん、気象予報士試験の対策になると思いますよ。

私の入門講座では物足りない人や本格的な気象予報士試験対策をするんだったら

オンライン講座もオススメです

最近では資格学習が受け放題というものもあります。

オンラインなので、家にいながら気軽に口座を受けられます。

値段も1000円しないコースからあるので、3か月受講してもテキスト1冊分の値段しかしません。

そもそも試験に落ちると11,400円のテスト費用と移動費用が無駄になります。

1発で合格するために数千円を自分の知識のために使うのは有意義だと私は思います。

私が調査した中では 様々な資格学習が980円でウケホーダイ!【オンスク.JP】 が一番お得だったので紹介しておきますね。

是非、1発合格を勝ち取ってください!