雨雲の動きの予想を見る3種類のオススメの方法
最近では、「雨雲の動き」にいろいろな意味が含まれています。一昔前でしたら、文字通り「雨雲がどう動いているか・・・」という意味しかありませんでした。しかし、インターネットが普及してからは、インターネットの気象レーダー(雨雲レーダー)で雨雲がどこにあるのか確認できるようになり、日本気象協会(tenki.jp)では「雨雲動き」というページを作り気象レーダー(雨雲レーダー)のリアルタイム配信をはじめました。
その後、気象庁も「レーダー・ナウキャスト」という名前で公開していたページの名前を「雨雲の動き」として公開をはじめました。その頃でしょうか。tenki.jpでは名前がかぶるのを嫌ったのか「雨雲レーダー」と名前を変えて運用しています。
2つのデータの内容自体は同じです。元々のデータが同じなので。ですが、色調の違いで見たときの印象が違います。気象協会(tenki.jp)の方が色が細かく分かれていますね。
これらの画像、細かく見ていくと違いがあるので1つ1つ確認していきましょう。
細かい説明はいいから雨雲の動きの予想が見たいという人は、自動更新ありの雨雲レーダーのページをみてください。動画モードにしたら雨雲の動きのやその予想は一目瞭然です。上の方が現在の雨雲で下の方に予想があります。また、動画モードで自動更新がある貴重なページとなっています。(私はこれ以外に自動更新のページは知りません。)
気象庁の雨雲の動きとは?
気象庁のHPでは、レーダーについて解説があります。それらによると、図のような装置(レーダー)が回転さて電波を放ちながら雨雲の状況をかんそくしています。360度、ぐるりと回るだけならそれほど時間はかかりませんが、雨雲3次元的な構造を捉えるために少しずつ角度を変えて何周も観測しています。下の図は東京レーダーの様子ですが、全国に20基のレーダーがあり、それらのデータを合成してデータとして配信します。
手がかかってますね。レーダーの画像は気象庁の場合は5分に1枚となります。
気象庁の雨雲の動きはシンプルに現在の雨雲の状況を表しています。5分毎の雨雲の様子と言い換えることもできます。
ポイントはこの5分という数字です!(下に続く)
ECMWF(ヨーロッパ中長期予報センター)の雨雲の予想が見れるなんていい時代になったものです。ECMWF(ヨーロッパ中長期予報センター)は、世界の数値予報(天気予報と思ってください)で最も優れた精度の予想をしています。日本もいい所までは行っているのですが、どのように精度検証をしても、後塵を拝していることは間違い無い状況です。
さて、予想を見る方法は至って簡単。WINDYという無料のWEBページを見たり、アプリを使用するという単純な方法です。
ECMWFの予想は10日先まであります。3時間ごとの予想となるのでやや細かさに欠けますが10日先の長期間用だと考えてください。天気予報の世界で意味のある精度を保てる予想は10日が最長です。それ以上の予想となるとどうしても現在の科学技術では精度が落ちてしまいます(天気出現率以下となる場合がほとんど)。windyは本当におすすめのページなので別にWINDYの使い方やアプリに特化したwindyアプリの使い方でも紹介しています。
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