ゲリラ豪雨の正体、大気の状態が不安定とは?

2021年7月7日

ゲリラ豪雨の正体?

最近、ゲリラ豪雨という言葉を夏によく聞くようになりました。

夏のあるひ、晴れていたと思ったら急に雨が降りだした。

そんな経験ありませんか?

突然、強い雨がザーッと降って困る、夏場に多い突然の雨です。

最近でこそゲリラ豪雨と言ったりもしますが、規模が小さくて夕方であれば夕立とも言います。

2つは同じ事です。

 

天気急変

短時間で、晴れていた天気が急にどんよりとした曇り空に。そして豪雨へ。

最初は、私も、これは、ほんとにゲリラだなぁ・・・って思ってました。

ゲリラ豪雨という言葉が流行する前から思っていました。

ただ、そうなりやすい状況、急に雨雲が発生しそうな状況というのは予想ができます。

なので、あまりゲリラではないなぁ・・・とも最近は思っています。

ゲリラ豪雨という言葉、気象庁の予報用語にも掲載されています。

ゲリラ豪雨の予報用語での扱い

でも、見てみると、一番左に×がついていますね。

気象庁の用語としては使わないという意味です。

局地的大雨、集中豪雨と言い換えることになります。

すなわち、ゲリラ豪雨=集中豪雨または局地的大雨という意味です。

そして、大雨の場合、ニュースの気象情報では必ず「大気の状態が不安定」という言葉が出てきます。

例えば、気象庁の過去の災害事例では大気の状態が不安定という原因で大雨の要因を記述しています。

局地的な大雨や集中豪雨はゲリラ豪雨と同じ意味です。

そして、その要因は「大気の状態が不安定」であることとなります。

ゲリラ豪雨は大気の状態が不安定だから発生する

というのがゲリラ豪雨の正体となります。

大気の状態が不安定、入門

大気の状態が不安定って聞いたことがありませんか?

 

不安定を考える前にそもそも雲はどうやってできるのでしょう。

中学校の理科の教科書で出てきますが、上昇流があると雲ができる!

と習います。上向きの風です。そんな風、あまり見たことがないですよね?

上昇流が発生するのは、地表付近が気温が高く、上空の気温が普段より低い時です。

気温が高いと空気が軽く、気温が低いと空気が重いというのは知ってますよね?

お風呂の下のほうが冷たい(重いので)水で、上のほうが暖かい(軽いので)のと同じです。

それをふまえると

地上付近の気温が高い=地上付近の空気が軽い

上空の気温が低い=上空の空気が重い

となります。

上のほうが重いと下に下がってきます。

下のほうが軽いと上に上がっていきます。

そうすると、ぐるぐるとかき混ぜられて上昇流が発生します。

もちろん、ペアで下降流も発生しますが。

そうして、上昇流が発生したところに雲ができて雨が、雷が発生します。

それが、大気の状態が不安定です。

不安定

図にまとめると、上のような感じです。

ーーーーーちょっと難しい話(とばしてください)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本当は、空気は上昇しながら冷たくなります。

なので、最初に相当暖かくなければ、途中までしか上昇できません。

上空の寒気も同じです。

下降しながら、気温は上がります。理由は気圧が上がるからです。

断熱圧縮と呼ばれています。

100mで1度ぐらい気温が上がります。

なので、500hPa(約5000m)でー6℃の場合

地上付近まで下降して気温が上がると、44℃です。

なので、上空に寒気が入ってもそれだけで雲は発生しません。

地上の空気が上昇しつつ、雲が発生して熱を発生させます。

その熱の効果がなければなかなか不安定の影響で雲はできません。

ーーーーーちょっと難しい話おしまいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大気の状態が不安定のときはゲリラ豪雨に注意

少し、気象に詳しくなれば、大気の状態が不安定というのは天気図をみれば分かります。

数値予報天気図の見方で解説しています。

可能性があることを読み取るのはそれ程、難しくないです。

ただ、実際に、どこで雨が降るか、いつから雨が降るかとピンポイントで適切に予想することは難しいです。

詳しくなるほど精度は上がるでしょうが完璧にはなりません。

さて、ゲリラ豪雨の可能性はどうやって読み取りましょう?

天気予報をちゃんとみる

ウェザーニューズ気象協会気象庁、どこの天気予報でも大丈夫です。

解説まで含まて読めば、必ず理由が書いています。

天気のマークだけでなく、予報の文章、解説をちゃんと見てください。

公共の天気予報の気象庁を例にとると

①所により雷を伴う などの言葉が入っている

②所により雨 などの言葉が入っている

③降水確率が30%以上あった場合

どれか当てはまればは傘を持って行ったほうが良いでしょう。

機能がシンプルすぎるアプリの場合はそこまでわからないので、注意が必要です。

NHKニュース、防災アプリの天気動画をみる

NHKのアプリは以前紹介しましたが、解説の動画も見ることができます。

これをチェックするのもわかりやすいでしょう。

何といっても、天気お姉さんが解説してくれますので、男性は癒される人も多いでしょう。

実際に雲が増えてきたら、雨雲レーダーを見ましょう

雨雲レーダー、見れますか?

どんな天気予報より当たります。

だって、今降っている雨なんですから。

 

ゲリラ豪雨 気象レーダー

ちょうど、どれらしいものがあったので掲載しました。

宮崎県や熊本、高知、所々に雨雲があると思います。

この日は、基本的に晴れていたのですが、夕方になって急に雨雲が沸いています。

現地でも、油断していて雨に降られた人も多かったのではないでしょうか。

川の防災、X-Rainを使えば、さらに細かく雨雲の位置を知ることができます。しかも、x-rainの場合、1分ごとに更新されるので、リアルタイムで詳細な雨雲の位置が分かります。

何分ごろに雨が降る、何分ごろに雨が止むというのもわかるので非常に便利でしょう。

雨の降りだし、止むタイミングも参考にしてください。

川の防災Xrain

 

x-rainについては、アプリでも見れます。

x-rainだけでなく、ほかの気象情報も含めて見ることができるのがアメデスというアプリになります。

これはこれで、アメデスの紹介も記事にしてますので、見てください。

今年は、対策万全にして、ゲリラ豪雨の被害を受けないようにしましょう!